...二度三度注意しても、彼女はまた同じミスをした...
...二度三度話し合ったけど、なかなか意見がまとまらない...
...二度三度考えた末、転職の決断をした...
...二度三度確認したけど、やはりその情報は誤りだった...
...二度三度聞き返しても、彼の言っていることが理解できない...
...唾に濡した小指で其紅を融かし始めて二度三度薄からぬ唇へ塗りつけた...
石川啄木 「葬列」
...其処にまた二度三度とやつて来ては物を置いて行く...
伊藤野枝 「ある女の裁判」
...それも二度三度となると返事をしないわけにも行かないこともあるが...
上村松園 「画道と女性」
...二度三度庫を開くたびに紛失の量が増しているので...
江戸川乱歩 「探偵小説の「謎」」
...いつもいつもその二度三度の事実をこまかく自然主義ふうに隣人どもへ言いふらして歩いているというわけでもなかった...
太宰治 「逆行」
...父親はそれを見ると傍の水棹(みさお)を執(と)って二度三度続けて殴りつけた...
田中貢太郎 「参宮がえり」
...二度三度詑(わ)びを云った...
谷崎潤一郎 「細雪」
...二度三度行くうちに...
徳田秋声 「仮装人物」
...二度三度と……当り前じゃないか...
豊島与志雄 「春」
...無雑作に二度三度拭うているのを...
中里介山 「大菩薩峠」
...今からでもこういう光景を二度三度と重ねる機会は捉(つら)まえられるではないかと...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...二度三度ひろげたり...
新美南吉 「名なし指物語」
...私共は少なくとも毎月二度三度...
野村胡堂 「随筆銭形平次」
...何の奧樣一の忠義振かと腹は立どさすが襟(えり)かき合せ店に奧に二度三度心ならずもよろこび述て扨孃樣よりと...
長谷川時雨 「うづみ火」
...二度三度とつづけざまに鳴る...
三好十郎 「その人を知らず」
...背後の奥を二度三度と振返りながら...
三好十郎 「その人を知らず」
...かえって二度三度は気がつかずに...
柳田国男 「年中行事覚書」
...父は大きな手を引き寄せ額を二度三度とこすりました...
J. S. レ・ファニュ J.S.Le Fanu The Creative CAT 訳 「ドラムガニョールの白い猫」
便利!手書き漢字入力検索