...乱痴気(らんちき)...
江戸川乱歩 「江川蘭子」
...乱痴気騒ぎをやることもあった...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...一緒になって唄うやら騒ぐやら大乱痴気(おおらんちき)...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...なかなる宴会はすでに大乱痴気になっている証拠...
久生十蘭 「魔都」
...茫然と手を束ねてこの乱痴気騒ぎを眺めていたのである...
久生十蘭 「魔都」
...これで乱痴気騒ぎは輪をかけて激烈となり...
久生十蘭 「魔都」
...俺だって油断が出来ないからね」といって乱痴気騒ぎの方に流眄(ながしめ)をしながら...
久生十蘭 「魔都」
...鉢叩や歩き白拍子(しらびょうし)を邸へ連れこんで乱痴気騒ぎをやらかす...
久生十蘭 「無月物語」
...風聞(ふうぶん)ではロンドンにたびたびやって来て乱痴気騒ぎを起こしている...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部秘話」
...賑やかに馬鹿騒ぎして乱痴気を行うほどに...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「道化玉座」
...渦巻く自分の頭に至極ふさわしい乱痴気音楽に伴れて...
牧野信一 「熱い風」
...それツとばかりに雲のやうな見物の群が合の手を合唱する大乱痴気に浮されて...
牧野信一 「鬼涙村」
...手に手に携へた羊角型の酒壺(ジーランド)を喇叭と鳴し喇叭呑みの乱痴気騒ぎに涌き立つて...
牧野信一 「バラルダ物語」
...踊れや踊れといふ大乱痴気の酒盛の最中でした...
牧野信一 「船の中の鼠」
...白粉(おしろい)剥(は)げの女の寝顔とを――ゆうべの乱痴気を戸閉(とざ)したままな六畳間に――ぽかっと沼の水死人みたいに二ツ浮かせていた...
吉川英治 「大岡越前」
...乱痴気な灯影や人影が...
吉川英治 「私本太平記」
...彼も乱痴気な酒席に返って...
吉川英治 「私本太平記」
...ただの乱痴気(らんちき)な大酒宴で終ってしまった...
吉川英治 「私本太平記」
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