...小児に触るる船中に旧教の尼数名乗り込む...
井上円了 「欧米各国 政教日記」
...のつそり自動車に乗り込む...
薄田泣菫 「茶話」
...高田の馬場の喫茶店へ蹌踉(そうろう)と乗り込むのでした...
太宰治 「兄たち」
...その日のうちに上野から青森に向う急行列車に乗り込むつもりであったのですが...
太宰治 「たずねびと」
...宇品で浪切丸に乗り込む...
種田山頭火 「旅日記」
...昇降箱が到着して扉(とびら)が開くと先を争って押し合いへし合いながら乗り込む...
寺田寅彦 「蒸発皿」
...船へ帰ると二等へ乗り込むシナ人を見送って...
寺田寅彦 「旅日記から(明治四十二年)」
...クールティーユからラバテュの駅馬車に乗り込む...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...外国船へ乗り込むことができなかったものとすれば...
中里介山 「大菩薩峠」
...たいへんな意気込みで乗り込むことになった...
中谷宇吉郎 「天地創造の話」
...まるで死地へでも乗り込むように言われた...
中谷宇吉郎 「流言蜚語」
...ほかのフウイヌムたちにも、ていねいに挨拶して、舟に乗り込むと、私はいよいよ岸を離れたのです...
ジョナサン・スイフト Jonathan Swift 原民喜訳 「ガリバー旅行記」
...ようやく車いすに乗り込むと...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「くちなしの花」
...名取運転手乗り込む...
正木不如丘 「釣十二ヶ月」
...竹田出雲(いずも)が戯作の両人がふるアメリカへ乗り込む理窟もなしと追々勘付き出し...
南方熊楠 「十二支考」
...叔父と娘とを舟へ乗り込むまで見送ッたが,別れの際(きわ)に娘は自分に細々(こまごま)と告別(いとまごい)をして再会を約した...
矢崎嵯峨の舎 「初恋」
...二人が船へ乗り込むのを見ていたが...
矢崎嵯峨の舎 「初恋」
...だんだんバスに乗り込むのが増して来た...
横光利一 「旅愁」
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