...勇ましくも津軽の海の速潮を乗りきった...
石川啄木 「初めて見たる小樽」
...昔はこの氷の張りつめた北極地方はほとんど船で乗りきることができないので...
海野十三 「大空魔艦」
...乗りきになってそういった...
リチャード・オースティン・フリーマン Richard Austin Freeman 妹尾韶夫訳 「歌う白骨」
...みごとに乗りきつたのであります...
豊島与志雄 「北極のアムンセン」
...あの小舟で乗りきることに...
中里介山 「大菩薩峠」
...関も追分も乗りきって...
中里介山 「大菩薩峠」
...この海を一つ乗りきりさえすれば...
中里介山 「大菩薩峠」
...乗りきって海へ出てしまったんではなんにもなるまいではないか...
中里介山 「大菩薩峠」
...大船が大洋の中を乗りきって...
中里介山 「大菩薩峠」
...勇敢にも地雷の原を乗りきって攻めよせる...
平田晋策 「昭和遊撃隊」
...この危機を乗りきれる...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「四日白魔」
...その難路も乗りきったのだ...
本庄陸男 「石狩川」
...あの脂の乗りきった出戻りのお嬢さまに...
正岡容 「圓朝花火」
...普通の二台には乗りきれないそうだ...
水野葉舟 「帰途」
...ホワイトホースの急潭もジャックの熟練剛胆によつて乗りきつた上に...
ジャック・ロンドン Jack London 山本政喜訳 「荒野の呼び声」
...ザブ……と水を切っていくうちに紺碧(こんぺき)の瀞(とろ)をあざやかに乗りきって...
吉川英治 「神州天馬侠」
...乗りきれない者のうちには...
吉川英治 「源頼朝」
...その中のどれかが肉が乗りきって...
レスコーフ Nikolai Semyonovich Leskov 神西清訳 「かもじの美術家」
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