...私たちの感覚には主観性があります...
...彼女の主観性が強くて、議論が難しいです...
...絵画の評価には主観性が必要です...
...「美味しい」という感覚には主観性があると思います...
...主観性を排除した客観的な判断を下すことが求められます...
...客観を抽象すれば主観性を生じて来るといふことを私は思つた...
田山録弥 「自他の融合」
...それはもはや階級的偏見や階級の主観性から来る虚偽意識などではない...
戸坂潤 「イデオロギー概論」
...自然の客観性と階級の主観性とを無媒介に対立させて...
戸坂潤 「イデオロギー概論」
...併し之とても実在認識とはある関係を吾々に固有な主観性に与えられた形式によって云い表わすことであるというカントの根本精神に基くものと考えられる...
戸坂潤 「カントと現代の科学」
...併し明らかに之は他の主観性から区別された処の特別な主観性ではない...
戸坂潤 「幾何学と空間」
...それは主観内の主観性ではない...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...実は有機体という客観の内の――対象自身の内の――主観性であったことを思い起こそう...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...この偶然性と主観性とを取り除けば...
戸坂潤 「思想としての文学」
...単に言論統制の主観の主観性のことでしかない...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...この解釈による現象性は主観性そのものなのである...
戸坂潤 「範疇としての空間に就いて」
...即ち「主観性」について言われるのである...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...日本人がいかに主観性を欠いているかは何よりもその言語が証明している...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...被告の主観性を窺ふに足るべき材料は一つもなかつた...
平出修 「公判」
...それは真の主観性ではないから...
三木清 「人生論ノート」
...作品の評価の主観性の要求とはなかなか微妙な錯綜と混乱とを導き出しています...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...道義的な主観性というようなものはエーヴやその母にさえもあった...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...すべての小主観性やその日暮しの中での世俗的目安の腰据えなどけし飛んでしまうのだから...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...そういう主観性と対置されるものはいつも世俗的なかしこさで...
宮本百合子 「獄中への手紙」
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