...中(なか)の町(ちやう)の中通りを耳ばかり氣にして通り過ぎてしまひ...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...卓の中通りに置いた...
グスタアフ・ヰイド Gustav Wied 森林太郎訳 「薔薇」
...壘壁の中通り過ぎメネスチュウスの守る塔...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...明治三年庚午季秋東京築地中通り 牛馬會社...
福澤諭吉 「肉食之説」
...山に沿うて中通りという一筋の路が残っている...
柳田國男 「地名の研究」
...中通りの山路を三崎へ往来した時代のことである(能登名跡志)...
柳田國男 「地名の研究」
...なんにも心配することなんかありゃあしないわよ」登は路地から中通りへ出ていった...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...六ちゃんは中通りを進んでゆく...
山本周五郎 「季節のない街」
...どぶ川の東側は中通りのある繁華街に属し...
山本周五郎 「季節のない街」
...買い物にはいつも原っぱを越して中通りまでいった...
山本周五郎 「季節のない街」
...中通りをあるいてゆく...
山本周五郎 「季節のない街」
...かつ子と二人で中通りの草津温泉という湯屋へいった...
山本周五郎 「季節のない街」
...「中通りの伊勢正へすぐにいって下さい」と警官は云った...
山本周五郎 「季節のない街」
...中通りの郵便局へいったところ...
山本周五郎 「季節のない街」
...めしは三度とも中通りの食堂へ喰べにゆくし...
山本周五郎 「季節のない街」
...父母に死なれて中通りへ移って来てからも...
山本周五郎 「柳橋物語」
...いまどこにいるの」「平右衛門町の中通りにいるわ」「変ったわねあんた」もういちどじろじろ見まわしておもんは激しく咳(せ)いた...
山本周五郎 「柳橋物語」
...平右衛門町の中通りにいるって...
山本周五郎 「柳橋物語」
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