...一家と共にこゝの中津川の水の音涼しくも終夜枕にひびく新居に移りぬ...
石川啄木 「閑天地」
...月の影、川風、思、画堂、青潮、水の音、初夏、中津川、ほたる、杜鵑(ほととぎす)……これはと思ふ心地よき題もなきに、我まづ聊(いささ)かひるみたれど、稚なきものも交れる今宵なればと、人々心したりと見ゆ...
石川啄木 「閑天地」
...中津川に臨んで洋食店(レストウラント)の出来た事...
石川啄木 「葬列」
...河鹿鳴くなる中津川の浅瀬に跨(またが)り...
石川啄木 「葬列」
...中津川に臨んで洋食店(レストウラント)の出來た事...
石川啄木 「葬列」
...明治二十六年一月二十八日摂津中津川の辺において内村鑑三第二版に附する自序この書世に生れ出てより五ヶ月今や第二版を請求せらるるに至れり未だ需要の多からざる純粋基督教書籍にしてここに至りしは満足なる結果と称して可ならむ第二版は初版と異なるところはなはだ少し...
内村鑑三 「基督信徒のなぐさめ」
...村中(そんちゆう)をながるゝ中津川屈曲(まがりくねり)深き所浅き所ありて筏(いかだ)をくだしがたく...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...大空に又(また)わき出(い)でし小鳥かな木曾川の今こそ光れ渡り鳥大正五年十一月六日恵那(えな)中津川に小鳥狩を見る...
高浜虚子 「五百句」
...美濃の中津川から再び木曾川へ出る所に赤土の小松山がある...
長塚節 「旅行に就いて」
...木曾の中津川(なかつがわ)指(さ)して飛んで行った...
長谷川伸 「中山七里 二幕五場」
...与坂(よさか)の府関(ふくわん)ありて一里五丁中津川駅なり...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...首尾よく四日目に中津川へ著いた...
森鴎外 「栗山大膳」
...これも中津川へ著いて...
森鴎外 「栗山大膳」
...丁度先年中津川で召し抱へられた足輕頭(あしがるがしら)倉八長四郎の子に...
森鴎外 「栗山大膳」
...中津川のあたりは...
吉川英治 「新書太閤記」
...中津川の宿場端れで...
吉川英治 「宮本武蔵」
...同じく左側の峡間の底には末は荒川に落つる中津川が流れてゐた...
若山牧水 「木枯紀行」
...あれが中津川の人たちの作つてゐる大根畑だ...
若山牧水 「樹木とその葉」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??