...あの総てが中屋敷であった...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...私の中屋敷から愛宕下の上屋敷へ行くのには...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...中屋敷には若殿が居られたので...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...徳島藩の中屋敷へ奉公をしておりました...
中里介山 「大菩薩峠」
...大名の上屋敷、中屋敷、合せて五百六十、これに最少四人二分を乗じただけの人数が、顎十郎の手足のように働くとしたら、これまた一種端倪(たんげい)すべからざる勢力である...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...鉄砲洲(てっぽうず)に中屋敷がある...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...新銭座(しんせんざ)の有馬(ありま)と云う大名の中屋敷を買受(かいう)けて...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...新銭座(しんせんざ)の有馬(ありま)の中屋敷が売物になると人の話を聞(きい)て...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...辰(たつ)の口(くち)の老中屋敷にいて...
森鴎外 「渋江抽斎」
...信順(のぶゆき)が浜町中屋敷において...
森鴎外 「渋江抽斎」
...本所横川(よこかわ)の津軽家の中屋敷に徙(うつ)った...
森鴎外 「渋江抽斎」
...中屋敷が本郷追分...
森鴎外 「壽阿彌の手紙」
...其時これまで中屋敷と云つてゐた愛宕下を...
森鴎外 「椙原品」
...築地(つきじ)二丁目の稲葉対馬守(いなばつしまのかみ)という大名の中屋敷にも...
柳田國男 「日本の伝説」
...浜町の中屋敷と、別家遠江守の屋敷とのあいだに、彼女のための屋敷が出来、また嵩間領の中山という処に屋形と領地事務のための役所が建った...
山本周五郎 「菊千代抄」
...五歳になるまで中屋敷の地内で育てられた...
山本周五郎 「新潮記」
...成信は江戸の京橋木挽町(こびきちょう)にある中屋敷にいた...
山本周五郎 「泥棒と若殿」
...どこへの他出か』『上杉家の中屋敷――帰りも本所までも尾(つ)けて見届けたが...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
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