...人目をひくやうに並べておいた...
阿部徳蔵 「美術曲芸しん粉細工」
...まるで毛皮屋に行ったように並べてあった...
海野十三 「蠅男」
...きっちり並べて附けました...
太宰治 「おしゃれ童子」
...長方形の紙が行儀よく板に並べて立てかけてあるのだが...
谷崎潤一郎 「吉野葛」
...水筒にランドセルなど学生向きのものも並べてぼつぼつ商いもあり...
徳田秋声 「縮図」
...すぐ顔を洗う道具を風呂場へ並べてくれた...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...秋の展覧会に入選いたしましてあのお金大助かりでございましたのよ」二人はいつか肩を並べて歩いていました...
林芙美子 「清修館挿話」
...それをテーブルに並べて...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「くちなしの花」
...あれぢやいろんな字を並べてるのに過ぎないね...
正宗白鳥 「入江のほとり」
...刑死人にも鹽と味噌を膳に並べて...
南方熊楠 「鹽に關する迷信」
...壁に沿って椅子が並べてある...
宮本百合子 「映画」
...「こちらのお姫様にはこの方を並べてみないでは」こんなことを聞きにくいまでに言ってほめる...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...金(きん)の大杯や皿や鉢がずらりと並べてあるのを見るでしょう...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...南の方では焼物が美しく肩を並べていたり...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...このとおりであると並べてみせることが出来たとしても...
山本周五郎 「柳橋物語」
...趣味の方面では、あるとき紙入れから大切そうに取りだした六、七本の長い西洋楊枝、珍だろうとばかり、そこへ並べて、これはパリの料理屋の楊枝、これはドイツのカフエー、これはロンドンのバーのだと一々説明、なるほど幅の広い楊枝の胴中に店名の印刷があって、紛れもない本物、すこぶる御自慢であったが、これも文豪の一面と思えば忘れ得ぬ懐かしさ...
山本笑月 「明治世相百話」
...繁華な往来に並べて価格を付けておく...
夢野久作 「街頭から見た新東京の裏面」
...そこから少し先の御堂(みどう)の棟に打ち並べてある...
吉川英治 「宮本武蔵」
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