例文・使い方一覧でみる「世渡り」の意味
スポンサーリンク...どうも俳人と云うものは案外世渡りの術に長じた奸物らしい気がしていた... 
芥川龍之介 「飯田蛇笏」
...僕が棹（さお）を取り妻が舵（かじ）を取るという小さな舟で世渡りをするのだ...
伊藤左千夫 「去年」
...おれのような世渡りには...
江戸川乱歩 「影男」
...世渡りの才能！ しかし...
太宰治 「人間失格」
...やくざの世渡りを清算し...
徳田秋声 「縮図」
...彼は世渡りの道に裏と表の二条（ふたすじ）あるを見ぬきて...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...母親の虚栄心や小学校の校長さんの世渡り術などより遥に重大な動力として...
戸坂潤 「学生の技能と勤労大衆」
...明日から世渡りに差支えまする...
中里介山 「大菩薩峠」
...よくよく世渡り下手（べた）に生れついた俺たちなのだろう...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...世渡りの張合いになって悪くないよ」平次はそんな事を言いながら夕闇の町を神田の家へ急ぐのでした...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...商売とは、昔者（むかしもの）の言葉でいえば、世渡りの綱で、心にもない事も言って生活の代（しろ）を得る――というふうに、そうした言葉で、その折にもそうした意味に用いられました...
長谷川時雨 「平塚明子（らいてう）」
...すいすい世渡りする...
フレッド・Ｍ・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「真劇シリーズ」
...つまり「世渡り」の秘訣である...
正岡容 「寄席」
...自分の世渡りの方法をかためてゆく...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...これは普通の世渡りにも必要なものであるが...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
...そんな仮面（めん）をかぶって世渡りするような者なら...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...線の太い世渡りをしなけりゃあ嘘だ...
吉川英治 「宮本武蔵」
...兵法世渡りが達人というなら...
吉川英治 「宮本武蔵」
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