...そのまた塔の霞の中に九輪(くりん)だけ光らせているところは与謝野晶子(よさのあきこ)でも歌いそうなのよ...
芥川龍之介 「文放古」
...歌人として知られた与謝野晶子(よさのあきこ)女史の事などの名が現われているのを葉子は注意した...
有島武郎 「或る女」
...与謝野鉄幹先生の「明星」が出て...
高村光太郎 「回想録」
...一方に与謝野寛の『明星』があつたのは...
田山録弥 「明治文学の概観」
...即ち尾崎紅葉は、「侠黒児」を書き、巌谷小波は、「黄金丸」を発表し、川上眉山は、「宝の山」を、土田翠山は、「小英雄」を、与謝野鉄幹は、「小刺客」を書き、黒岩涙香に依って、「巌窟王」「噫(ああ)無情」が翻訳されたのであった...
直木三十五 「大衆文芸作法」
...与謝野晶子(よさのあきこ)さんがまだ鳳(おおとり)晶子といわれた頃...
永井荷風 「葛飾土産」
...与謝野寛氏雑誌明星の再刊を企つ...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...知的な与謝野晶子「与謝野(よさの)鉄幹はじめ新詩社の同人総出演で...
野村胡堂 「胡堂百話」
...しかし、親切に引見してくれたのは、森鴎外、与謝野鉄幹、尾崎咢堂など三、四人にすぎず、ことに小説家の連中は、ほとんどが玄関払いを食わせたと、啄木は憤慨して語っていた...
野村胡堂 「胡堂百話」
...ことに与謝野晶子(よさのあきこ)さんのを――歌集『黒髪』に盛られた...
長谷川時雨 「九条武子」
...与謝野晶子(よさのあきこ)女史と平塚らいてう氏であった...
長谷川時雨 「芳川鎌子」
...と与謝野(よさの)氏より通知ありたり...
正岡子規 「墨汁一滴」
...そして二昔前に割合はやった題のつけかたで与謝野晶子からいてうに「雲・草・人」というのなどあり...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...与謝野晶子さんに増す人はあるまいと思いますからでございます...
森林太郎 「『新訳源氏物語』初版の序」
...落合直文や与謝野鉄幹らが出て来て盛んになったのは...
柳田国男 「故郷七十年」
...「実はそのことを与謝野晶子さんに話したところ...
山之口貘 「酒友列伝」
...明治四十年七月与謝野先生...
吉井勇 「老境なるかな」
...与謝野晶子女史が...
吉川英治 「随筆 新平家」
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