...彼は不決断だから、決めるのに時間がかかる...
...不決断な人は、周りの人に迷惑をかけることがある...
...不決断が原因で、良いチャンスを逃してしまった...
...不決断な上司のため、会社の業務が滞っている...
...不決断な態度では、人生で成功することは難しい...
...生来臆病で不決断な私には...
江戸川乱歩 「湖畔亭事件」
...彼女は再び元の不決断に...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...物事を単純に考へがちな圭子がじれつたがるほど不決断で...
徳田秋声 「チビの魂」
...自分の不決断に作用していたのだ...
中島敦 「悟浄出世」
...生来の不決断な性情を残りなくさらけだし...
久生十蘭 「淪落の皇女の覚書」
...例の私の不決断な性分(しょうぶん)から...
堀辰雄 「美しい村」
...不決断な笑ひを洩した...
牧野信一 「「悪」の同意語」
...あのときにためらって鏡を砕き得なかった彼の利己的な不決断を呪うような...
マクドナルド George MacDonald 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...だが、話をもとに戻すと、我らは無定見、不決断、不確実、悲観、迷信、未来のことがら、特に死後のことに関する不安、野心、欲ばり、嫉妬、怨恨、無軌道で狂暴で抑え難いもろもろの欲望、戦争、虚偽、不信、中傷、好奇心などを、我々の分として頂いている...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...彼は際限のない不決断の中におちこむばかりである...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...まったくこの過ちの結果、彼らの不決断や、彼らの論証・推察・根拠・の薄弱さや、憎悪や嫉妬や自負心に充満した仲間同士のえげつない論争などが、誰の目にもつくようになっては、よほどの盲でないかぎり、我々は彼らに身を委せることをけんのんに感じないわけにはゆかなくなる...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...少女のあとを不決断に追っていったが...
山本周五郎 「青べか物語」
...女は不決断に小屋を出...
山本周五郎 「季節のない街」
...「そうかもしれないが」と彼は不決断に云った...
山本周五郎 「五瓣の椿」
...不決断にゆっくりと振返った...
山本周五郎 「ちゃん」
...なにかあったのか」「云いたくないんだが」千久馬は不決断に呟いた...
山本周五郎 「はたし状」
...――」万三郎は不決断に答えた...
山本周五郎 「風流太平記」
...いや」弥兵衛は不決断に首を振りじっと眸子(ひとみ)を凝らしていて...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
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