...湍(はや)るは血気の不得策...
泉鏡花 「活人形」
...疑うて掛かる働きは次第に衰へて何物でも研究せずには置かぬと云ふ精神の根柢が亡びて仕舞ふから将来の民族発展の上には之ほど不得策なことは無いと考へる...
丘浅次郎 「疑ひの教育」
...之れは素より甚だ不得策である...
丘浅次郎 「自然の復讐」
...もし後(あと)でさうだとなるとあなたの不得策ですから...
鈴木三重吉 「赤い鳥」
...問屋荷主に不安や不快を与えるほど仕入の上に不得策はありません...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...支払いを延して問屋や荷主に不便と不安を与えるほど不得策なことはありません...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...かれは熱心に借金の不得策(ふとくさく)なのを説いて...
田山花袋 「田舎教師」
...すぐ宿へ乗り込むのは不得策だということだけは...
徳田秋声 「足迹」
...再び進撃することの不得策を知って...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...彼は二人と同時に二階を下りる事の不得策を初めから承知していた...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...その奴隷に出産を奨励するのは大抵不得策であろう...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...またこの上もなく不得策である...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...この不得策ということは決してそれほど明白ではない...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...不得策とは思われないであろう...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...不得策のはなはだしきで...
南方熊楠 「神社合祀に関する意見」
...不得策だと考えているのだろうと池田は思っていた...
宮嶋資夫 「恨なき殺人」
...不得策だということなんだが...
山本周五郎 「山彦乙女」
...(不得策(ふとくさく)です...
吉川英治 「新書太閤記」
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