...彼は不審顔で私を見た...
...不審顔をされても困ります...
...不審顔をする人がいると怖いですね...
...不審顔を見せることなく振る舞おう...
...不審顔の人がいたので、気をつけてください...
...それにしても潜水艦とは、可笑(おか)しいな、敵の潜水艦は、先刻からみているが始めの位置を動いたのは、一隻(いっせき)も居ない筈(はず)じゃが……提督が、不審顔で、頤(あご)に手を当てた其の瞬間だった...
海野十三 「空襲葬送曲」
...何事が起ったのです」三谷も不審顔だ...
江戸川乱歩 「吸血鬼」
...不審顔している若さまのお供を...
橘外男 「亡霊怪猫屋敷」
...お浜は不審顔(ふしんがお)に手に取って見ますと...
中里介山 「大菩薩峠」
...ムクの走り込んだ竹藪を見込んで不審顔(ふしんがお)をしています...
中里介山 「大菩薩峠」
...馬車の前部に、肩をならべながら、「金坊、お前、ええのけ?」と、不審顔で、きく...
火野葦平 「花と龍」
...なんごとですか」不審顔である...
火野葦平 「花と龍」
...洋服なとなんなと拵(こせ)えて貰うのサ」トいう母親の顔をお勢はジット目守(みつ)めて不審顔...
二葉亭四迷 「浮雲」
...警部補が食いつかんばかりに向き直ったので、部下は不審顔だ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「くちなしの花」
...うまくいったか」大きな外套を着た不審顔の部下が答えた...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「くちなしの花」
...何でも、一方ならぬ大望を抱いているとかの、話も、ふっと、耳にしているようにござります」「一方ならぬ大望と申して、――役者風情が、まさか、親の仇というのでもあるまいが、――?」と、三斎は、猶(なお)、不審顔だ...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...大原満(みつる)不審顔に「中川君...
村井弦斎 「食道楽」
...しきりに不審顔のていで」「そうだろう...
吉川英治 「私本太平記」
...かえって不審顔して...
吉川英治 「源頼朝」
...いずれまたのおついでの節にはと――」「ははあ」不審顔を作って...
吉川英治 「宮本武蔵」
...「……?」丹左が不審顔すると...
吉川英治 「宮本武蔵」
...その不審顔を笑って...
吉川英治 「宮本武蔵」
...「……どう遊ばしましたか」側に、手をつかえていた老女が、不審顔して、彼の容子を見上げながら訊ねた...
吉川英治 「柳生月影抄」
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