...彼は不勉強だから、試験に落ちた...
...不勉強を改めて、真面目に勉強しようと思う...
...不勉強はいけないことだが、才能があればそれも生かされることがある...
...不勉強でありながら、彼女は優秀な成績を収めた...
...大学入試では、不勉強を自覚し、猛勉強した...
...「それで、この頃は不勉強、ね――トコセキナヨも、富本も...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...不勉強である店に限り日頃取引している金額に対して過ぎるほど立派な金目の品物を持って来る...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...不勉強な私たちに較(くら)べて...
太宰治 「佳日」
...おのれの不勉強を棚に上げ...
太宰治 「惜別」
...その周さんの不勉強の原因の一つになっているのではあるまいか...
太宰治 「惜別」
...三年の不勉強に就(つ)いては...
太宰治 「八十八夜」
...大正四年に、勾当の正孫、葛原※(しげる)というお人に依(よ)って編纂(へんさん)せられ、出版と共に世人を驚倒せしめたものの様であるが、不勉強の私は、最近、友人の伊馬鵜平君に教えられ、はじめて知った次第である...
太宰治 「盲人独笑」
...学業不勉強の罰とあって一切書籍を取上げられ...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...一体私は頭の悪い方で――今でも然(そ)うだが――それに不勉強の方であったから...
「私の経過した学生時代」
...ふだんは不勉強でも舞台稽古となると...
平林初之輔 「華やかな罪過」
...前者の場合は当時宮永町に住んでいた学友で、今日も支那文学者一戸務君を訪れる途次だったのであるから先より聴くべくもなかったが、後者の場合は私自身ひどく酔っ払っていて、寅吉もいいが、それよりもその暇にもう一軒飲んで歩こうと考えてそうそうに立ち去ってしまったのだったから、不勉強の罪、万死に値する...
正岡容 「艶色落語講談鑑賞」
...如燕自ら今日の講釈師の不勉強不熱心をさんざんにこき下ろして...
正岡容 「我が圓朝研究」
...翁は自分に向ふて余の幼時は汝の如く不勉強にはあらざりしよと宣ひたるを八九歳の子供心にも記憶し居れり...
正岡子規 「読書弁」
...あらゆる點に於て不勉強である...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
...勉強不勉強もわかるというところがあって...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...一方に私は不勉強で英語が出来ませんでしたので...
夢野久作 「涙香・ポー・それから」
...これなどは――」と、子息の心前(しんぜん)をさして、「歌の真似詠(まねよ)みは小賢(こざか)しゅうとも、書とあっては、不勉強なので、ひと前には出せないような文字しか書けません」父の悪口を、心前は笑いにまぎらして、「それは御無理です...
吉川英治 「新書太閤記」
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