...彼女の服装はいつも不体裁だ...
...不体裁な言動は避けましょう...
...彼の不体裁な振る舞いに驚いた...
...会議での不体裁な行動には注意しよう...
...不体裁な言葉遣いは失礼です...
...太い材木を不体裁に組立てた南部の田舎の家に育つた者の目には...
石川啄木 「天鵞絨」
...第一俳諧随筆類と祝詞と前後したることは不体裁の極(きわみ)也...
高浜虚子 「子規居士と余」
...その四つの建物の正面ほど不体裁に露骨にみじめに見えるものはおそらくあるまい...
ユゴー・ヴィクトル Hugo Victor 豊島与志雄訳 「死刑囚最後の日」
...不体裁(ふていさい)なる洋服を着た貴族院議員が日比谷の議場に集合する光景に思い至らねばならぬ...
永井荷風 「霊廟」
...どんな不体裁(ふていさい)な貰い方でもする...
夏目漱石 「坑夫」
...如何(いか)にも不体裁だな」代助は決してのらくらしているとは思わない...
夏目漱石 「それから」
...裸体の社会的不体裁を忘るべし」と云うのであります...
夏目漱石 「文芸の哲学的基礎」
...かつてこんな不体裁(ふしだら)を夫に見せた覚(おぼえ)のない彼女は...
夏目漱石 「明暗」
...中途で息を入れると云う不体裁もなく...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...不体裁なじぶんたちのようすと...
野村胡堂 「幻術天魔太郎」
...そんな不体裁な眼玉を関はずに容れてゐる癖に...
牧野信一 「木枯の吹くころ」
...御覧の通り私の歯は大半不体裁な人造の歯です...
牧野信一 「趣味に関して」
...人聞きも不体裁に思われ...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...自身には御所のある場所を歩いて行かねばならない不体裁のあることなども...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...起こしにやっている間の不体裁が苦しくて...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...くちおしい気持ちが静められなくて涙までもこぼれてくる不体裁さに恥じられもして...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...女房が倒れると云う不体裁を女中に見られた事もある...
森鴎外 「雁」
...客には不体裁(ふていさい)でも...
吉川英治 「新書太閤記」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??