...彼女の服装はいつも不体裁だ...
...不体裁な言動は避けましょう...
...彼の不体裁な振る舞いに驚いた...
...会議での不体裁な行動には注意しよう...
...不体裁な言葉遣いは失礼です...
...膚(はだ)を刺すような空っ風が不体裁な重しをさげた屋台の暖簾をハタハタと鳴らしていた...
高見順 「如何なる星の下に」
...自分たちの御面相にも劣らず不体裁で悪趣味な色々の蔭口がはじまるのであった...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「頸の上のアンナ」
...金で不体裁に詰めてある二番目の歯を見てギクッとしました」シャーロック・ホームズは喜んで彼の手をこすった...
コナンドイル Arthur Conan Doyle 三上於莵吉訳 「株式仲買店々員」
...矢野氏もあんな不体裁な目を見ずに済んだろう...
戸坂潤 「社会時評」
...ただ不体裁な空騒ぎのために...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...わたくしは此不体裁にして甚だ無遠慮(ぶえんりょ)な行動の原因するところを詳(つまびらか)にしないのであるが...
永井荷風 「※[#「さんずい+(壥−土へん−厂)」、第3水準1-87-25]東綺譚」
...不体裁(ふていさい)なる種々の記念碑...
永井荷風 「霊廟」
...如何(いか)にも不体裁だな」代助は決してのらくらしているとは思わない...
夏目漱石 「それから」
...見苦しい不体裁であります...
夏目漱石 「文芸の哲学的基礎」
...裸体の社会的不体裁を忘るべし」と云うのであります...
夏目漱石 「文芸の哲学的基礎」
...したがってお延は不体裁(ふていさい)を防ぐ緩和剤(かんわざい)として...
夏目漱石 「明暗」
...中途で息を入れると云う不体裁もなく...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...まるで濃い珈琲の雫(しず)くみたいに甚だ不体裁に...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...こんな不体裁なものをおくる位ひなら...
牧野信一 「ひとりごと」
...きわめて不体裁な変転の有様に彼は眺め入った...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トニオ・クレエゲル」
...父宮に取りもどされる時の不体裁も考えてみる必要があると思ったが...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...くちおしい気持ちが静められなくて涙までもこぼれてくる不体裁さに恥じられもして...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...女房が倒れると云う不体裁を女中に見られた事もある...
森鴎外 「雁」
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