...さうしてMと二人で又上甲板へ出て見た...
芥川龍之介 「軍艦金剛航海記」
...上甲板でわあと云ふ聲が聞こえた事がある...
芥川龍之介 「軍艦金剛航海記」
...上甲板の連中は勿論下へは一足でもはいれません...
芥川龍之介 「猿」
...上甲板に出るのは禁じられていたけれど...
梅崎春生 「狂い凧」
...提督は起きるとすぐ最上甲板の「鋼鉄の宮殿」をすっかりあけはなち...
海野十三 「浮かぶ飛行島」
...飛行島の最上甲板にある「鋼鉄の宮殿」の一室の豪華な寝台の上に寝かされていた...
海野十三 「浮かぶ飛行島」
...その上甲板では、普段なら野球が二組ぐらゐ充分出來るくらゐの廣さのものであつた...
海野十三(佐野昌一) 「南太平洋科學風土記」
...十五分間で大汗をかいて上甲板へとび出す...
海野十三(佐野昌一) 「南太平洋科學風土記」
...貝谷を上甲板へやって...
海野十三 「幽霊船の秘密」
...上甲板(じょうかんぱん)に出て...
江戸川乱歩 「海底の魔術師」
...第一装(だいいっそう)のブレザァコオトに着更(きが)え、甲板(かんぱん)に立っていると、上甲板のほうで、「鱶(ふか)が釣(つ)れた」と騒(さわ)ぎたて、みんな駆(か)けてゆきました...
田中英光 「オリンポスの果実」
...上甲板へ、上甲板へ...
萩原朔太郎 「宿命」
...二等の客が上甲板から飛下りようとして船員にはばまれていた...
長谷健 「天草の春」
...いらっして下さい!」上甲板に出ると...
林芙美子 「新版 放浪記」
...二人が上甲板へあがってゆくと...
久生十蘭 「キャラコさん」
...それがしが先程上甲板の隅から...
牧野信一 「船の中の鼠」
...處が、副艦長と海軍省の將校に導かれて、上甲板から順次、中甲板まで觀てゆくと、鋼鐵の壁と、鋼鐵の梁とで組まれた狹い天井の一端に、小さな一穗(すゐ)の燈芯が灯(とも)つてゐるので、よくよく凝視すると、それは、僕らの家にあるやうな檜の板で吊つた神棚であつた...
吉川英治 「折々の記」
...船の上甲板に結い附けてある...
吉川英治 「忘れ残りの記」
便利!手書き漢字入力検索