...黒光りのする店先の上がり框(がまち)に腰を掛けた五十歳の父は...
寺田寅彦 「銀座アルプス」
...そして籐(とう)のステッキを上がり框(がまち)に立てかけて...
徳田秋声 「仮装人物」
...薄縁(うすべり)を敷いた四畳半の上がり框(かまち)に腰を下ろして...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...それじゃ用心するがいいぜ」平次は漸(ようや)く上がり框から滑(すべ)り落ると...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...上がり框(かまち)へ煙草盆をブラ下げて来て...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...あの真新しい草鞋(わらじ)があるのはどうしたわけだ」平次は上がり框の下を指します...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...お国」平次は上がり框(かまち)に腰をおろしました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...――その雪駄はこれだ」平次は銅六が上がり框(かまち)の下へ突っ込んでおいた白鼻緒の雪駄を引出して見せたのです...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...上がり框(かまち)から起(た)ち上がりました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...上がり框(かまち)から起ち上がりました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...第一番に上がり框(かまち)...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...善公を龜澤まで送つてやれ」「へエ」これも上がり框(かまち)で泣いて居た樣子でした...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...もう」上がり框(かまち)に奧へのめるやうに轉げ込んだのは...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...この上がり框(かまち)の隅つこに置いた筈ですが――おや...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...上がり框(かまち)でわらじを解いている旅客やで...
吉川英治 「江戸三国志」
...上がり框(かまち)へ片足をかけて...
吉川英治 「銀河まつり」
...一方は炉部屋の上がり框(がまち)...
吉川英治 「新書太閤記」
...畳敷きの上がり框(かまち)は...
吉川英治 「忘れ残りの記」
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