...海底から再び生れ出でたイネ帝国の万々歳を祝さねばなるまい...
海野十三 「二、〇〇〇年戦争」
...森徳座という芝居小屋でも遼陽陥落万々歳というにわか仕立ての狂言を上場したりして...
太宰治 「惜別」
...もうこれでゆくすえまでも御運は万々歳であろうと...
谷崎潤一郎 「盲目物語」
...かの農奴解放者万々歳だ! さてその現世紀の初めごろ...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...砂糖をかじらなければ君たちは万々歳だ! 次に男子諸君に言う...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...どんなに万々歳なお目出度(めでた)かりける次第であろう……...
永井荷風 「妾宅」
...あの女狐は一通りの悪者ではございません」「…………」「これにて御家は万々歳...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...玉井組万々歳じゃ」「うちの人も...
火野葦平 「花と龍」
...天下を万々歳の天下として今人をして後世に責任あらしめんとするときは...
福沢諭吉 「日本男子論」
...また今後万々歳に伝えんとするは...
福沢諭吉 「日本男子論」
...万歳であり万々歳であろう...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...広海屋万々歳――そなたには...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...と云われなかったら万々歳なのですが...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...熱がやたらに上らなかったのは、もう一つの病気のため、万々歳です...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...たちまち「社会主義的リアリズム的創作方法万々歳」と言ったふうの評論が現われたりする...
三好十郎 「恐怖の季節」
...「新春の御祝儀万々歳御目出度...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...万々歳を三唱して...
吉川英治 「平の将門」
...お家は万々歳までも)などという阿(おもね)りは...
吉川英治 「梅里先生行状記」
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