...一面識のある青年の小説家と...
芥川龍之介 「舞踏会」
...一面識もない者が新聞の材料をとりにゆくつて...
伊藤野枝 「編輯室より(一九一六年一月号)」
...哲學會に於て余の爲に送別會を開きたるに西周氏も亦來會せられたので余は氏と一面識あることを喜ぶのである...
井上哲次郎 「「西周哲學著作集」序」
...総領事夫人とは一面識もないような顔をして云ったのですが...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「機密の魅惑」
...僧曰我十年前与レ彼レ会二於一精舎ニ一僅ニ得タリ二一面識ヲ一...
京山人百樹 「北越雪譜」
...一面識もないあかの他人が...
太宰治 「花燭」
...一面識ナキ小生ヨリノ失礼ナル手紙御読了被下度(くだされたく)候(そうろう)...
太宰治 「虚構の春」
...一面識なき名士などにまで...
太宰治 「虚構の春」
...一面識でも十年も前から交際でもしてゐる人のやうに...
田山花袋 「丘の上の家」
...自分が一面識のある人間とも知っていたのかと思うと...
近松秋江 「狂乱」
...俺達の朋友親戚には一面識もない奴等なんだよ...
ディッケンス Dickens 森田草平訳 「クリスマス・カロル」
...子路と一面識のあったこの男は...
中島敦 「弟子」
...出る時嫂は一面識もない眼下のものに挨拶でもするように...
夏目漱石 「行人」
...……」シェクスピアM警視総監閣下日頃一面識も無き閣下に突然斯様(このよう)な無礼な手紙を差し上げる段何卒(なにとぞ)お許し下さい...
西尾正 「陳情書」
...しかも一面識もなかった人から...
橋本五郎 「地図にない街」
...中には一面識もない奴の借銭も混っているんだが...
夢野久作 「近世快人伝」
...故郷で一面識があるものです...
吉川英治 「三国志」
...かつて一面識がある...
吉川英治 「新・水滸伝」
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