...あのスポーツ選手は一番槍をとって優勝した...
...日本の歴史上、源頼家が一番槍を振るったことで有名...
...彼女は新入社員の中で一番槍を取り、上司から褒められた...
...野球の試合で、彼の一番槍が勝利につながった...
...今年の受験では、彼女が一番槍を取り、学校内で話題になった...
...この沈黙を破つた一番槍は古山朴の木である...
石川啄木 「雲は天才である」
...又一番槍はその方か...
中里介山 「大菩薩峠」
...一番槍一番首といったような手柄かい」銭形の平次は夕飯の膳を押しやって胸いっぱいの涼風を享楽(きょうらく)している姿です...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...「大元帥陛下万歳帝国海軍万才紅玉島一番槍潜水カン八島 万ザイ...
平田晋策 「昭和遊撃隊」
...筑波党を攘夷の一番槍にさせて下さるように天長様から御勅命が下るようにと申されたのだ...
三好十郎 「天狗外伝 斬られの仙太」
...「しかし」と安芸が訝(いぶか)しそうに問い返した、「いつか船岡は、久世侯も幕府閣老の一人だ、と云ったように思うが」「申しました、いまでもその点に変りはありませんし、久世侯を信じているわけでもございません」と甲斐が答えた、「逢春門院(ほうしゅんもんいん)の御助言もかなわぬと聞きまして、これは敵の帷幄(いあく)へ一と矢射こむほかはないと考え、それには久世侯がもっともよしと思ったのです」安芸は遠くを見るような眼つきをし、静かに頷(うなず)いて云った、「うん、侯にその責任があることは覚えている」「私はそれを久世侯に申しました、小石川の普請小屋からひそかに松山(故茂庭周防)を呼びだしたこと、六十万石分割の密約について忠告されたこと、それがこのたびの紛争の根となったことなど、すべてをあからさまに申しました」「まず、まず、ます」と安芸は嘆賞するように、眼を細めて甲斐を見た、「それは一番槍、一番乗りにまさるお手柄だ、侯はさぞかし怒られたことであろう」甲斐はそっと、片方の手をひるがえした...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...僕が一番槍だろう...
横光利一 「旅愁」
...一番槍の誉れはあとで称(たた)えられるのであった...
吉川英治 「新書太閤記」
...一番槍は、そこに値うちがある...
吉川英治 「新書太閤記」
...九郎次の一番槍に...
吉川英治 「新書太閤記」
...三方ヶ原で共に一番槍二番槍をつけて...
吉川英治 「新書太閤記」
...一番槍は御免こうむる...
吉川英治 「新書太閤記」
...一番槍と名のりを揚げたのが...
吉川英治 「新書太閤記」
...石川の一番槍なりと...
吉川英治 「新書太閤記」
...一番槍でも二番槍でもない...
吉川英治 「新書太閤記」
...一番槍は前にいったように問題だが...
吉川英治 「新書太閤記」
...たくさんな若い人材のなかには、石田佐吉のような、経理の才もあり、智謀にとむ者もいるが、多くは、一番槍、一番首などを虎視(こし)たんたんと望むもので、(さすが、忠三郎の望みはちがう)と、秀吉は、振り向いて、氏郷のすがたを見、氏郷は、秀吉のその眼を仰いで、ニコと笑った...
吉川英治 「新書太閤記」
...上野介殿に一番槍をつけられた事は...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
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