例文・使い方一覧でみる「一文無」の意味
スポンサーリンク...詐欺にあって、一文無しで路頭に迷った... 
...一文無しになって見ると...
芥川龍之介 「杜子春」
...尤も僕が一文無しでなかつたら...
石川啄木 「雲は天才である」
...一文無しでやったのだとお許しが願いたい...
高楠順次郎 「東洋文化史における仏教の地位」
...一文無しのその日暮しだつたら...
太宰治 「お伽草紙」
...一文無しのその日暮しだつたら...
太宰治 「お伽草紙」
...即刻一文無しで黙って出発しなければならない...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「決闘」
...宮崎君夫婦はもともと一文無（いちもんな）しで渡道（とどう）し...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...「まず第一にあいつ等を一文無しにしてしまいます...
トルストイ Tolstoi 菊池寛訳 「イワンの馬鹿」
...一文無しで寄席（よせ）へも行けなかったそうで」「誰から聴いた」「糊売り婆アは...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...全然一文無しの身の上から...
浜尾四郎 「死者の権利」
...僕は今は一文無しだ...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...逆さにふっても鼻血も出ない一文無しでこの金沢の楽屋を出て...
正岡容 「初看板」
...秋風ぞ吹く一一文無しで大阪へ帰ってきてすぐその晩からどこかの寄席へもぐり込めるものと高をくくっていた二人にとって大当て外れの事件が起こっていたのだった...
正岡容 「寄席」
...二月たゝない間に一文無しにすつてしまつてね...
三好十郎 「地熱」
...一文無しになった自分の前途を悲観したからではない...
夢野久作 「鉄鎚」
...やはり湊屋仁三郎が一文無し時代の事...
夢野久作 「近世快人伝」
...さような事になれば一文無しのこっちの方が...
夢野久作 「名娼満月」
...私はまるで一文無しだ...
ピエル・ロチ Pierre Loti 吉江喬松訳 「氷島の漁夫」
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