...さうして到底其處まで身を屈することを許さゞる俺のプライドとイゴイズムと自己憐愍とのこゝろを思つた...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...女王のその勝利はヒロイズムの結果ではない...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...悲劇的なヘブライズムにある...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...その軍人の思い上りと同じようなヒロイズムに酔っていた...
高見順 「いやな感じ」
...ぐん/\伸びてくれ(することなすことがすべてヱゴイズムのあらはれだ!)...
種田山頭火 「其中日記」
...いわんや嘘か本当か結局証明の不可能な当世流行何々イズムなどに対する人々の態度には猶更よくあてはまるであろう...
寺田寅彦 「徒然草の鑑賞」
...ヒロイズムという言葉だ...
豊島与志雄 「失われた半身」
...焼酎に酔っ払うことのうちにもヒロイズム的実感があった...
豊島与志雄 「失われた半身」
...それは諸種のイズムと対蹠的に立つイズムである...
豊島与志雄 「愉快な話」
...例えば意気の歌舞伎からダダイズムまではどんな方向をもって脱出しようとしているのであろう...
中井正一 「美学入門」
...ボルシヱイズムの實行せらるゝ前には其派の詩人の出でたるあり...
永井荷風 「佛蘭西人の觀たる鴎外先生」
...吾一人天下に抗せんと云うヒロイズムが最も必要である...
中野秀人 「第四階級の文学」
...決してこんな露骨なエゴイズムは見せられないだらうにと思つた...
野上豐一郎 「大戰脱出記」
...とりわけ權力へのエゴイズムの野心が象徴されてる...
萩原朔太郎 「宿命」
...すべてのエゴイズムの願望の...
萩原朔太郎 「宿命」
...いかなるエゴイズムの持ち主も平静ではいられまい?「私はそうしたお金を私のものでもないものを勝手に処分しては調達していたことに気がついたんです...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...マルクス主義からソフイズムへの復帰以外の何物でもない...
平林初之輔 「諸家の芸術価値理論の批判」
...先人を凌ごうとするこの種のヒロイズムこそ...
松濤明 「山想う心」
便利!手書き漢字入力検索