...自分の内部活動の全傾向を或イズムと名づけるなら...
芥川龍之介 「イズムと云ふ語の意味次第」
...イゴイズムの作家と云う貼り札を受けた...
芥川龍之介 「「菊池寛全集」の序」
...併し俺はそんなヒロイズムを尊敬しない...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...悲劇的なヘブライズムにある...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...太宰イズムが、恐ろしい勢で私たちのグルウプにしみ込みました...
太宰治 「虚構の春」
...浅墓(あさはか)な、つめたい、むごい、エゴイズムさ...
太宰治 「八十八夜」
...日本のジンゴイズムはどうなるものでもない...
林不忘 「安重根」
...いろいろなイズムも夏は暑苦しい...
寺田寅彦 「涼味数題」
...イズムは常に性格的である――後を見よ...
戸坂潤 「イデオロギーの論理学」
...之を特に一つの行動や理論の体系的衝動としてのイズムとばかり理解する必要はない...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...人間性問題の健在を指す意味でのイズムだ...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...この際の何々イズムとは勿論客観的に行なわれる夫々の現象を指すということを銘記すべきである...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...新理智派とそのイズムの色に変化はあったが結局彼等は...
直木三十五 「大衆文芸作法」
...コロンタイズムは一応揚棄され...
宮本百合子 「新しい一夫一婦」
...表現主義やダダイズムのような瀉血的な形をとり得ない...
三好十郎 「恐怖の季節」
...又は一種のダダイズムとも見るべき変通人なぞが居るから...
夢野久作 「街頭から見た新東京の裏面」
...感覚触発の対象未来派、立体派、表現派、ダダイズム、象徴派、構成派、如実派のある一部、これらは総て自分は新感覚派に属するものとして認めている...
横光利一 「新感覚論」
...私を見るや彼女の情熱死物狂い(その頃喫茶店インタナショナルの芸術家は珈琲(コーヒー)とフランス菓子に驚歎(きょうたん)して昆虫類が今後人間に代ってエゴイズムと排他主義...
吉行エイスケ 「恋の一杯売」
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