...わらわら人の騒ぎたつのが聞えた...
山本周五郎 「菊千代抄」
...そこへわらわらと飛んで来た人数は...
吉川英治 「江戸三国志」
...わらわらと、人は馳けつけてくるし……...
吉川英治 「大岡越前」
...わらわらとそこへ駈けてゆく...
吉川英治 「鬼」
...つづいて赤松円心や細川定禅らの家来もわらわらッと争ッて内へ飛び上がった...
吉川英治 「私本太平記」
...時に――御階(みはし)の下から、わらわらと、十二人の朝臣(あそん)たちが、信長のほうへ駈けて来て、「勅使」と、声をかけた...
吉川英治 「新書太閤記」
...待てっ」わらわらと躍り出してきた関守の番将...
吉川英治 「新・水滸伝」
...わらわらと禿(かむろ)や新造(しんぞ)が小走りにそとまで来て...
吉川英治 「新・水滸伝」
...わらわらと、寄って来て、其処らへ俯(う)っ伏してしまった者は、皆、浅野家の家臣であった...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...『おお!』『殿ッ』わらわらっと...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...鹿ヶ谷の」わらわらと四...
吉川英治 「親鸞」
...わらわら逃げてしまった...
吉川英治 「松のや露八」
...わらわらと土下座した...
吉川英治 「源頼朝」
...わらわらと町の方へ駈け去ってしまった...
吉川英治 「宮本武蔵」
...わらわらと駈け出す者の影がみだれて...
吉川英治 「宮本武蔵」
...見る間にここへわらわらと集まって来た...
吉川英治 「宮本武蔵」
...もうわらわらと駈け寄った附近の住民が...
吉川英治 「宮本武蔵」
...わらわらと逃げて行った跫音(あしおと)の後は...
吉川英治 「山浦清麿」
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