...そこへわらわらと飛んで来た人数は...
吉川英治 「江戸三国志」
...寮らしいぞ」わらわらと人が駈けてくる...
吉川英治 「大岡越前」
...わらわらと、人は馳けつけてくるし……...
吉川英治 「大岡越前」
...わらわらとそこへ駈けてゆく...
吉川英治 「鬼」
...十名はふた手に分れてわらわらと争い登った...
吉川英治 「黒田如水」
...わらわらともと来た方へ蜘蛛(くも)の子となって逃げ散った...
吉川英治 「剣難女難」
...五名の兵がわらわらと駈けあらわれ...
吉川英治 「私本太平記」
...わらわらと駈け出した...
吉川英治 「私本太平記」
...そのとき、わらわらっと二、三名の将が、尊氏の床几(しょうぎ)へ来て、こう告げた...
吉川英治 「私本太平記」
...わらわら駈けつけて来た...
吉川英治 「新書太閤記」
...見張っている寨(とりで)や、城門の屋根に、わらわらと、落葉がこぼれてくる...
吉川英治 「新書太閤記」
...わらわらと禿(かむろ)や新造(しんぞ)が小走りにそとまで来て...
吉川英治 「新・水滸伝」
...わらわらと、寄って来て、其処らへ俯(う)っ伏してしまった者は、皆、浅野家の家臣であった...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...わらわらと土下座した...
吉川英治 「源頼朝」
...後の三名はわらわらとつながって逃げ出した...
吉川英治 「宮本武蔵」
...死体を扱うように担(にな)い合ってわらわら駈け去った...
吉川英治 「宮本武蔵」
...もうわらわらと駈け寄った附近の住民が...
吉川英治 「宮本武蔵」
...わらわらと、溜(たまり)から三、四名の法師が駈け出たので、さては喧嘩かと思っていると、陀雲の体をひっ担いで退がって行ったのである...
吉川英治 「宮本武蔵」
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