...よよと泣く月の光に夢青く力無けれど...
上田敏 上田敏訳 「牧羊神」
...よよと泣く声が座敷の一方から起りました...
中里介山 「大菩薩峠」
...よよと泣くのだから...
中里介山 「大菩薩峠」
...それが、ひらひらとある程度まで上へ舞い上っては、また、右左の柱の方を、撫でさぐると、やがてまた、よよと泣く音、わあ! と絶望の泣落し、それが相ついで、何とも言えない悲哀の響きを伝えるが、竜之助は、この声ある毎にカラカラと笑いました...
中里介山 「大菩薩峠」
...よよと泣く声もなければ...
中里介山 「大菩薩峠」
...阿園は言うべき語を知らず手拭(てぬぐい)を顔にあて俯向(うつむ)いてただよよと泣くのみ...
宮崎湖処子 「空屋」
...まして罪もなく殺された神仙の霊が祟りをなさずにいましょうか」老母はよよと泣く...
吉川英治 「三国志」
...黒髪の下からよよと泣く声がもれた...
吉川英治 「梅里先生行状記」
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