例文・使い方一覧でみる「やって来る」の意味
スポンサーリンク...だんだんこちらへやって来る笛の声に耳を傾けるのは... 
芥川龍之介 「素戔嗚尊」
...丸木戦争大臣のところへやって来ると...
海野十三 「火星兵団」
...父の手紙と例によって松山が父の使いみたいに頻々（ひんぴん）とやって来るのだ...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...「隅田川だね」「ああ」ここまでやって来ると...
竹久夢二 「誰が・何時・何処で・何をした」
...啓坊が聞き込んで一緒にやって来る可能性もあるので...
谷崎潤一郎 「細雪」
...家の前までやって来ると...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...何もいまさらこんなところへやって来る必要はなさそうなものだが？ 父親に金をもらうためにやって来たのでないことは...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...「いつかまたやって来るだろうな？ 本当に来てくれよ...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...困らせにやって来るんだ...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...クリストフも朝食を取らないでやって来るに違いないから...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...壁のすみや戸や路地の入り口などをしらべつつやって来るのだった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...こっちへやって来るな...
中里介山 「大菩薩峠」
...宮さん宮さんお馬の前のピカピカ光るは何じゃいなあれは朝敵征伐せよとの錦の御旗（みはた）じゃないかいなトコトンヤレトンヤレナ「威勢のいい唄だよ」米友が附加して言いますと、弁信は先刻心得面に、「あれは軍歌というものです」「グンカてえのは？」「兵隊さんが、声を揃（そろ）えて歌う歌なんです、あの威勢のいい歌を歌いますと、士気がおのずから勇んで参ります、その上に、歌の調子に合わせて、軍隊の歩調がよく調（ととの）います、それ故に、近ごろの洋式の調練では、笛や太鼓なんぞに合わせて、あの勇ましい軍歌をうたいます、多分兵隊さんが調練を致しているのでございましょう」「そうすると、その兵隊さんが向うから、やって来る、弱ったなあ」と、米友がここでガラになく弱音を吹きました...
中里介山 「大菩薩峠」
...といって急に立上ってスラスラと花の傍へやって来ると...
久生十蘭 「魔都」
...今でもやはりやって来るかどうか...
ナサニエル・ホーソン Nathaniel Hawthorne 三宅幾三郎訳 「ワンダ・ブック――少年・少女のために――」
...都会に出たものがやって来ると...
柳田国男 「故郷七十年」
...東京あたりからはるばるやって来るのだというが...
山本周五郎 「青べか物語」
...竹の棒にも何やら差して肩に担（にな）いながら暢気（のんき）そうにやって来るのだ...
吉川英治 「新書太閤記」
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