...あの重い大金庫がそうやすやすと動くはずがないんです...
海野十三 「四次元漂流」
...やすやすとやってのけるのです...
江戸川乱歩 「怪人二十面相」
...そのような夢想をやすやすと言えるのであって...
太宰治 「フォスフォレッスセンス」
...イザイはこれでやすやすと驚くべき強大なよい音を出したそうである...
寺田寅彦 「「手首」の問題」
...そうやすやすと連盟員になんてなれるわけないってね...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「赤毛連盟」
...何事もすべて小器用にやすやすとし遂げられているこの商工業の都会では...
徳田秋声 「蒼白い月」
...きわめてやすやすと音楽を習得したし...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...やすやすと信じる気にはなれませんで...
久生十蘭 「西林図」
...そうしたら今度はやすやすとあなたの傍まで行けるんです」「どうも信用出来にくいですね...
久生十蘭 「魔都」
...二人の女房はやすやすと出て来たにもかかわらず...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...たった一人の人の中にそうやすやすとは見出されないのだ...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...優れた人々がこんなにもやすやすと自分の欲するところをまことしやかに見せていること...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...やすやすと解決して行かれた大論文『脳髄論』の内容を...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...やすやすとそれが出來れば...
横光利一 「悲しみの代價」
...やすやすと討てるわけはない...
吉川英治 「三国志」
...やすやすと無事に渡るなど...
吉川英治 「三国志」
...おそらく周都督のお手にはやすやすと落ちないのではないかと案じられますが」周瑜は...
吉川英治 「三国志」
...これらの者が、せめて本能寺の近くに泊っていたら、ああやすやすと、明智勢に事を成さしめもしなかったであろうが、いかにせん皆ちりぢりに、そしてまた距離もあった...
吉川英治 「新書太閤記」
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