...とにかく珍しもの好きの人気を博することは非常なものであったが...
海野十三 「電気風呂の怪死事件」
...あんなもの好きな人はありませんよ...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「むかでの跫音」
...その眼はもの好きと冒険とに光っているが...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...もの好きにもわざわざそれを真似て見せたものらしかつた...
薄田泣菫 「独楽園」
...もの好きな詩人はいきなり手を伸ばしてそれをひつ攫(さら)へ...
薄田泣菫 「独楽園」
...「なにがしの君よりはこべらの歌仕(つかまつ)れとありければ」などという前置でもおいてまったくのもの好きから冗談半分に作ったもののように取り扱われるであろうと思います...
高浜虚子 「俳句とはどんなものか」
...新しもの好き、珍しいもの好きで、そしてそれを得るためには、昔の不便な時代に遥々(はるばる)長崎まで行くだけの熱心があったから、今の世に生れたら、あるいは相当な科学者になったかもしれない...
寺田寅彦 「断片(2[#「2」はローマ数字、1-13-22])」
...ともかくもの好きな男はないね...
夏目漱石 「二百十日」
...もの好きだと笑った...
蜷川新 「私の歩んだ道」
...女は女で新しもの好きで...
林芙美子 「瀑布」
...もの好き)〕によってつくりあげられた文学であって...
平林初之輔 「昭和四年の文壇の概観」
...珍しもの好きの江戸ッ子だからでございましょうねえ――聴けば...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...此の新しいもの好きでは今正に東京を凌駕して亞米利加に追隨しようと云ふ大阪に...
水上滝太郎 「大阪の宿」
...例の珍らしいもの好きから「能」に接近する傾向があるが...
夢野久作 「能とは何か」
...光子の御方ももの好き過ぎるが...
吉川英治 「剣難女難」
...新しいもの好きでいらっしゃるし...
吉川英治 「新書太閤記」
...(もの好きな……)とか...
吉川英治 「源頼朝」
...「もの好きで言うんじゃないが」と...
ルナール Jules Renard 岸田国士訳 「博物誌」
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