...女なんてもっての外だ...
李孝石 「蕎麦の花の頃」
...もっての外気になるようで...
泉鏡花 「唄立山心中一曲」
...もっての外真面目(まじめ)に受けて...
泉鏡花 「婦系図」
...よろこぶなどとはもっての外じゃ...
海野十三 「浮かぶ飛行島」
...小六は「それはもっての外の取沙汰というものだ...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...もっての外だというのである...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...もっての外のことといわねばならぬ...
津田左右吉 「〔『支那思想と日本』初版〕まえがき」
...もともと自らの為の念仏に他より布施を受くるとはもっての外のことである」と誡められた...
中里介山 「法然行伝」
...二人同車して都を巡(めぐ)るなどとはもっての外である...
中島敦 「弟子」
...あれはもっての外の事と考えます...
夏目漱石 「坊っちゃん」
...「用事があるなら言えッ」もっての外の平次...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...先生」平次はもっての外に気色ばみます...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...もっての外の臆病もので...
久生十蘭 「重吉漂流紀聞」
...役のことなんか不服言ふとはもっての外だ...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...バタリコ歩くなどはもっての外です...
宮本百合子 「獄中への手紙」
......
山之口貘 「鮪に鰯」
...そんたは男じゃなかろうが……」「……も……もっての外……」と若侍は今一度気色ばんだが...
夢野久作 「斬られたさに」
...もっての外のことです...
吉川英治 「宮本武蔵」
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