...まず初めに0の数字か...
佐野昌一 「虫喰い算大会」
...たとえばまず初めになんとかいう虫がその薔薇の芯(しん)に寄生すると...
高浜虚子 「俳句の作りよう」
...まず初めに四月二十三日のエキセルシオール紙...
橘外男 「陰獣トリステサ」
...まず初めに一般的なるものが形式的に在って...
戸坂潤 「イデオロギーの論理学」
...科学する大衆をまず初めに語る必要が生じて来る...
戸坂潤 「イデオロギーの論理学」
...さてまず初めに、自然弁証法に就いて簡単に述べよう*...
戸坂潤 「科学論」
...併しそれは後に見るとして、まず初めに、所謂技術家が、今日わが国に於て、一般のインテリゲンチャの他の部分に較べて、更に労働者・農民・小商人・等々に較べては無論のこと、どれほど社会的に安全な有利な位置を占めているかに就いて注意を喚起しなければならない...
戸坂潤 「技術の哲学」
...氏はまず初めにニーチェとキールケゴールとの発見者として現われた...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...まず初めにすっかり快くなっておかねばならないよ...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...「まず初めに、」とガヴローシュは言った、「皆不在だと門番に言っておこう...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...こうして輝夫はまず初めに雅邦先生のお弟子にしてもらった...
柳田国男 「故郷七十年」
...まず初めに竜神川の堤防へ伴(つ)れてゆかれた...
山本周五郎 「半之助祝言」
...まず初めに手習い学問の勧めを説き...
和辻哲郎 「埋もれた日本」
...まず初めに何晏「集解」序にいう「魯論」...
和辻哲郎 「孔子」
...まず初めに歌に現わされた感情の相違について観察する...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
...まず初めに剣道の達人政右衛門が...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
...まず初めに舞台の左奥の隅から...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
...まず初めに、なぜわたくしが名誉教授と間違えられるに至ったかを考えてみると、一般の世間のみでなく、大学と密接な関係を有する方面でも、大学の名誉教授がどういうものであるかをいっこう知らないように思われる...
和辻哲郎 「非名誉教授の弁」
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