...◇雪と太陽と水と……この三つがふんだんにある山はたのしい...
石川欣一 「山を思う」
...ふんだんにありますから...
石原莞爾 「最終戦争論」
...そしてにがい水をお互いにふんだんに呑ませ合った仲であった...
海野十三 「すり替え怪画」
...夜も昼もあんなにお湯がふんだんに吹きこぼれているのに...
中里介山 「大菩薩峠」
...人でもフィルムでもふんだんに使って良いから...
中谷宇吉郎 「映画を作る話」
...ふんだんに使うということである...
中谷宇吉郎 「温泉2」
...お小遣がふんだんにあるんだから...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...胡瓜(きゅうり)をふんだんに食べる...
林芙美子 「朝御飯」
...ふんだんに使った...
古川緑波 「甘話休題」
...ふんだんに食った時だった...
古川緑波 「甘話休題」
...先ず、オードヴルから始まって、スープ二種、魚が二種、肉も二種、野菜もふんだん...
古川緑波 「富士屋ホテル」
...あふれるほどふんだんに微笑(ほゝゑ)みを送られてゐるので...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...丹念に雪を踏みしだき針葉樹の葉をふんだんに敷いてツェルトをかむった...
松濤明 「春の遠山入り」
...真珠の飾りをふんだんにつけたひとりの大柄な婦人が...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「ヴェニスに死す」
...ふんだんに頂戴(ちょうだい)しろ! 長崎屋さんは...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...まったくキリスト教徒はそういう実例をふんだんにわれわれに提供しているのである...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...惜しげもなく・ふんだんに・自分を他人に貸したり与えたりするな...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...その下からふんだんに匐(は)い上って来るブルンブルンブルンブルンという重苦しい...
夢野久作 「戦場」
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