...生きておればひもじいから...
安藤盛 「三両清兵衛と名馬朝月」
...ひもじい思ひをしては生きられないと思つてお出になるらしい...
伊藤野枝 「貞操に就いての雑感」
...ひもじいどころではありませんでした...
アルフオンズ・ドーデー Alphonse Daudet 鈴木三重吉訳 「村の学校(実話)」
...簑虫はひもじいものが食にありついたやうに...
薄田泣菫 「独楽園」
...ひもじい目にも逢(あ)わず...
田中貢太郎 「切支丹転び」
...「ここではひもじいめに逢うようなこともないから...
蒲松齢 田中貢太郎訳 「珊瑚」
...「日が暮れてひもじいのに...
田中貢太郎 「続黄梁」
...あの幼い者どもがひもじいと云って泣くのを見ては...
谷崎潤一郎 「三人法師」
...年よった悪魔はひもじい腹を抱えて...
トルストイ Tolstoi 菊池寛訳 「イワンの馬鹿」
...あいつがひもじい顔をして見せたことがあるか...
中里介山 「大菩薩峠」
......
中野鈴子 「飢餓の中から」
...あなたにでも食いつきたいほどひもじいのよ...
フランセス・ホッヂソン・バァネット Frances Hodgeson Burnett 菊池寛訳 「小公女」
...ひもじい、寒い小作人の子としての絶え間なき窮乏の生活が、それも二重の形をもって展開されるのであった...
葉山嘉樹 「海に生くる人々」
...その代わりひじょうにひもじい目をこらえなければならない...
マロ Malot 楠山正雄訳 「家なき子」
...青い顔のひもじい子供たちは...
ルイザ・メイ・オルコット L. M. Alcott 水谷まさる訳 「若草物語」
...ひもじいのよ心持が...
三好十郎 「廃墟(一幕)」
...ひもじいときと食事をした後とでは全くの別人である...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...ひもじいときあお互いさまよ...
山本周五郎 「泥棒と若殿」
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