...それからひとときあまりの後...
橘外男 「亡霊怪猫屋敷」
...そうした夕食後の一刻(ひととき)を...
田中英光 「オリンポスの果実」
...「私は今朝(けさ)から一時(ひととき)ごとにつのる思いであなたを愛しているのよ...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...十一茂太郎の予報から約一刻(ひととき)も経て...
中里介山 「大菩薩峠」
...ひとときを過す点にある...
中谷宇吉郎 「娘の結婚」
...さう云った一時(ひととき)であった...
原民喜 「五月」
...老人は、秣槽(まぐさおけ)を飼料台の上にのせ、馬が喰べはじめるのを、後手(うしろで)をしながら、ひととき、うっとりとながめる...
久生十蘭 「キャラコさん」
...物のうちの人となるもこの一時(ひととき)...
二葉亭四迷 「浮雲」
...表情が停止するひとときに...
本庄陸男 「石狩川」
...同じひとときのうちに再会するというのは...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「ヴェニスに死す」
......
三好達治 「艸千里」
...ひとときの眠りがあるわけだ...
室生犀星 「花桐」
...それはひとときも消えることがなかった...
山川方夫 「菊」
...この一時(ひととき)こそ一期(ご)の大事...
吉川英治 「神州天馬侠」
...夕餉(ゆうげ)の一刻(ひととき)には...
吉川英治 「平の将門」
...――一瞬(ひととき)一瞬...
吉川英治 「源頼朝」
...凄い一瞬(ひととき)の鳴りを起すが...
吉川英治 「宮本武蔵」
...人と天地との微妙な一瞬(ひととき)の作用を見よといったのだろう...
吉川英治 「宮本武蔵」
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