...人気(ひとけ)がまるで無(な)くて...
ハンス・クリスチャン・アンデルゼン Hans Christian Andersen 菊池寛訳 「醜い家鴨の子」
...人痛嶮艱(ひとけんかんをいたむ)...
泉鏡花 「一景話題」
...人勢(ひとけ)に遠ざかって...
泉鏡花 「瓜の涙」
...人気(ひとけ)のない奥さんの部屋の入口の椅子(いす)のうへにある鋏(はさみ)をつかみました...
犬養健 「亜剌比亜人エルアフイ」
...ヒッソリとして人気(ひとけ)もない...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...ひとけなき夜の道...
太宰治 「あさましきもの」
...ひとけのない奥の間で何をおもい出されましてかしのびねに泣いていらっしゃるのが...
谷崎潤一郎 「盲目物語」
...あのひとけのない道の危険は...
三上於菟吉訳 大久保ゆう改訳 「自転車乗りの影」
...どこかひとけのないところで〆のやりとりをするか...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「緋のエチュード」
...最早(もう)人気(ひとけ)は全く絶えて...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...シェルの方に面したモンフェルメイュの村はずれの曲がりくねった人気(ひとけ)のない小路の入り乱れた中を通って行った...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...しまいまで人気(ひとけ)のする室には打(ぶ)つからなかった...
夏目漱石 「満韓ところどころ」
...舞台の背後の人気(ひとけ)の無かった筈の楽屋裏から...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...人気(ひとけ)のないはずの松の根方(ねかた)から矢庭(やにわ)に駈け出した一人...
久生十蘭 「平賀源内捕物帳」
...軽井沢も冬じゅう人気(ひとけ)のないことは同様だが...
堀辰雄 「木の十字架」
...裾野(すその)四里四方人気(ひとけ)のないところへでて...
吉川英治 「神州天馬侠」
...――かような人気(ひとけ)のない所へ来て...
吉川英治 「新書太閤記」
...人気(ひとけ)は滅している...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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