...世間にはよくばか者があって...
岩野泡鳴 「猫八」
...アイピング村のばか者どもが...
ハーバート・ジョージ・ウエルズ 海野十三訳 「透明人間」
...「あのばか者はコゼットを思い込んで夢中になっている...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...そしてそれもただひとりのばか者がリュクサンブールの園にきて徘徊(はいかい)し出したがためである!」かくて彼の瞳(ひとみ)は...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...あのばか者がいつ帰ってきて戸をたたくかも知れないと確信して待っていた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...あんなばか者の云うことをまに受ける筈はないでしょ...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...「自分のためではない、きさまたちの誤りを正し、真実を教えてやるために来てやったのだぞ、待て、ばか者ども、わしの云うことが聞えないのか」若侍たちは辻(つじ)を曲って去った...
山本周五郎 「似而非物語」
...よく聞けよばか者...
山本周五郎 「似而非物語」
...――きさまのようなばか者にはわかるまいが...
山本周五郎 「五瓣の椿」
...ばか者」ばか者と叫んだとき...
山本周五郎 「花も刀も」
...「このばか者」と甲斐は云った...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...こういうばか者には...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...ばか者っ、退(しりぞ)け」統は恐れをなして、匆々(そうそう)に退出した...
吉川英治 「三国志」
...馬謖(ばしょく)のばか者」と...
吉川英治 「三国志」
...そんな手にのる新田もばか者よ...
吉川英治 「私本太平記」
...「ばか者っ」と、日吉はふいに、人ごみの中でどなられた...
吉川英治 「新書太閤記」
...もいちど、縄目を見たいのか」ばッと、両人の踵(かかと)が、砂を蹴って、またもや、と見えた一刹那、どこかで、「ばか者っ、なにをしている!」と晁蓋の声がした...
吉川英治 「新・水滸伝」
...仇(あだ)をしよう腹だろうが! ば! ばか者奴ッ」「うーむ……」と百助...
吉川英治 「増長天王」
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