...ただキイキイ啼(な)くリスがのさばるだけだ」といった...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...こういう軽薄な屁理屈屋がのさばるから...
豊島与志雄 「電車停留場」
...のさばるのはまあよいが...
豊島与志雄 「囚われ人」
...流し目一つさえ、満足に表現し得ないエロなどというものが、のさばる事は、男女お互に恥辱である...
直木三十五 「大阪を歩く」
...従つて実質よりも名儀が何時ものさばる...
中原中也 「芸術論覚え書」
...常識はまた一層のさばるのである...
中原中也 「作家と孤独」
...あんまり方図(ほうず)もなくのさばると...
久生十蘭 「平賀源内捕物帳」
...どうも暴力がのさばるのは困る...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
......
逸見猶吉 「逸見猶吉詩集」
...俺自身に子爵家の嫡(ちやく)子となツてのさばる資格があるのじやなくツて...
三島霜川 「平民の娘」
...老人ののさばることは...
山浦貫一 「老人退場説」
...――女たちがわるくのさばる...
山本周五郎 「いさましい話」
...「あんまりいい気になってのさばると...
山本周五郎 「さぶ」
...蚯蚓(みヽず)が土を出て炎天の砂の上をのさばる様に...
與謝野寛 「蓬生」
...あまりのさばると...
吉川英治 「新書太閤記」
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