...なかには犬っころがいるだけだ...
海野十三 「空襲警報」
...人間なんて犬っころや虫けらも同然...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「決闘」
...人間も犬っころとおなじなんだ...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...犬っころみたいに腦天をがあんとな!』そんな文句が頭にちらつくのだった...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...乾草のうえの犬っころみたいなもんです――いや失禮...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...犬っころ一匹飛出さないから不思議だろう」「手前が間抜けなんだよ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...黒い犬っころ一匹見付かりません...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...そっとこちらを見張っている女があるじゃありませんか」「外(ほか)には誰も居なかったのか」「犬っころ一匹居ねえ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...「あッ」犬っころのように投(ほう)り出された千之助...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...路地の中には犬っころ一匹居る様子もなかったのです...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...犬っころのようにその後に従います...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...犬っころ一匹も逃さない厳重さでしたが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...たいそうな機嫌でしたよ」「それから誰も出たものはないのか」「犬っころ一匹出ません...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...犬っころのように雪を蹴上げて飛んで来たのはガラッ八の八五郎でした...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...平次の先に立って犬っころのように雪道を飛びました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...まるで川へはまった犬っころのようなみじめな風態だった...
久生十蘭 「金狼」
...犬っころにしたって...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...まるでヒステリィを起した犬っころのような――痛いのは自分だけだと思いあがった所から来るセンチメンタリズム――欣二 ああ、犬っころだよ...
三好十郎 「廃墟(一幕)」
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