...なにがしの邦楽会に行つて久しぶりに三味線の冴えた音をきくことは...
阿部次郎 「帰来」
...丁度その晩も例の旦那の松村なにがしが宴席に来ていて...
江戸川乱歩 「湖畔亭事件」
...雲井なにがしは、近き将来に日本の勢力が二分することを信じている...
中里介山 「大菩薩峠」
...大久保なにがしという名をも下され...
中里介山 「大菩薩峠」
...同じく博士を辞退した人間としての夏目なにがしに...
夏目漱石 「博士問題とマードック先生と余」
...なにがしの想いがあったのだが...
久生十蘭 「雲の小径」
......
三好達治 「池のほとりに柿の木あり」
...次を聞こう」「次はなんだったかしら」「伊東なにがしのことだ」「ああそうだわ」とおみやは云った...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...――床間にはなにがし禅師の書の軸が懸けてあるだけ...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...「――菱屋なにがし...
山本周五郎 「山彦乙女」
...何流のなにがしありと聞けば...
吉川英治 「剣の四君子」
...香取流(かとりりゅう)のなにがしがまた敗れ...
吉川英治 「神州天馬侠」
...なにがしかの金を取り出して...
吉川英治 「新書太閤記」
...ケチなことをいうな」なにがしかの小粒銀を投げ与えて...
吉川英治 「新・水滸伝」
...なにがしかの小粒銀を紙入れからつかみだして...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...小西牢人の某(なにがし)とか...
吉川英治 「宮本武蔵」
...森某(なにがし)が...
吉川英治 「宮本武蔵」
...遺された家族へのなにがしかの親愛感によってであるらしいのに...
J. S. レ・ファニュ J.S.Le Fanu The Creative CAT 訳 「ドラムガニョールの白い猫」
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