...赤ん坊でもなだめすかすようなことを言う...
大杉栄 「獄中記」
...なだめすかすと云ふ始末なんだ...
武田麟太郎 「現代詩」
...而も、時々断片的に、読者や聴衆が持ち合わせた出来合いの知恵に接触するものがあって、それが彼等を感動させ、甘やかし、なだめすかす...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...茂太郎をなだめすかすほかの術(すべ)を知りません...
中里介山 「大菩薩峠」
...ひとの心をなだめすかすような...
久生十蘭 「キャラコさん」
...寄ってたかってなだめすかすけれども...
火野葦平 「花と龍」
...理性をなだめすかすことができる...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...『音楽は野蛮人の胸をなだめすかす魔力がある』と妻がよく言ってます」「奥さんて? 結婚してたとは知らなかった」「言いませんでしたから...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「玉手箱」
...なだめすかすように...
ルイザ・メイ・オルコット L. M. Alcott 水谷まさる訳 「若草物語」
...なだめすかすようにして女房を説き伏せたのである...
山之口貘 「貧乏を売る」
...自分をなだめすかすようにしてそこから帰った...
山本周五郎 「さぶ」
...どんなになだめすかす言葉もうけ入れないで...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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