...人気(ひとけ)のない渚(なぎさ)を歩いていた...
芥川龍之介 「海のほとり」
...渚(なぎさ)に近い海は少しも青い色を帯びていない...
芥川龍之介 「少年」
...細い水路で渚(なぎさ)から海につながっている...
梅崎春生 「幻化」
...ネロの手をひいて孤島の渚(なぎさ)を逍遥(しょうよう)し...
太宰治 「古典風」
...舟が渚(なぎさ)をはなれだすと...
壺井栄 「二十四の瞳」
...河縁(かわべり)とも池の端(はた)とも片のつかない渚(なぎさ)の景色(けしき)なんですが...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...なぎさに近づくにつれ...
林芙美子 「屋久島紀行」
...渚(なぎさ)に犬がいる...
久生十蘭 「あなたも私も」
...渚(なぎさ)には人の影らしいものもなかった...
久生十蘭 「キャラコさん」
...寄辺渚(よるべなぎさ)の棚(たな)なし小舟(おぶね)では無く宿無小僧となり...
二葉亭四迷 「浮雲」
...砂地のなぎさでなければ得られぬ...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「ヴェニスに死す」
...原意はなぎさ...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「ヴェニスに死す」
...正午すぎになぎさを去ってホテルへもどると...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「ヴェニスに死す」
...あの十字架の前の天の川のなぎさにひざまづいてゐました...
宮沢賢治 「銀河鐵道の夜」
...渚(なぎさ)のほうに小さな船を寄せて...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...柳沢美濃守吉保(やなぎさわみののかみよしやす)の封(ほう)ぜられている甲府城の外濠(そとぼり)...
吉川英治 「江戸三国志」
...波にさらわれて渚(なぎさ)を這う兵もある...
吉川英治 「私本太平記」
...新しい船底や肋骨(ろっこつ)を組みかけた巨船(おおぶね)が渚(なぎさ)に沿って並列している...
吉川英治 「新書太閤記」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??