例文・使い方一覧でみる「ちなみ」の意味

...因（ちなみ）に云ふ... 因に云ふの読み方
芥川龍之介「案頭の書」

...花の寺は西行法師に縁（ちなみ）のある古いお寺で... 花の寺は西行法師に縁のある古いお寺での読み方
上村松園「女の話・花の話」

...ちなみに、モロー彗星との衝突は、来る四月の初である」講演者の声はふるえていた...
海野十三「火星兵団」

...（因（ちなみ）に... にの読み方
海野十三「電気看板の神経」

...因（ちなみ）に記す... 因に記すの読み方
京山人百樹刪定「北越雪譜」

...ちなみに、書房の名の砂子屋は、彼の出生の地、播州「砂子村」に由來してゐるやうであります...
太宰治「砂子屋」

...いくつかのパイプ及び水煙管（みずぎせる）――ちなみに... いくつかのパイプ及び水煙管――ちなみにの読み方
ドイル　Arthur Conan Doyle 岡本綺堂訳「世界怪談名作集」

...ちなみにパッと見で今流行りの巨人国建物のようだろう... ちなみにパッと見で今流行りの巨人国建物のようだろうの読み方
フレッド・Ｍ・ホワイト　Fred M. White 奥増夫訳「玉手箱」

...因（ちなみ）にいう... 因にいうの読み方
牧野富太郎「植物記」

...親類（しんるい）のちなみありとて... 親類のちなみありとての読み方
森鴎外「みちの記」

...ちなみにこの本を『黄金書簡』などと呼んだ人たちもあるが... ちなみにこの本を『黄金書簡』などと呼んだ人たちもあるがの読み方
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ　Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳「モンテーニュ随想録」

...ちなみに観覧料は一人三十銭... ちなみに観覧料は一人三十銭の読み方
柳宗悦「日本民藝館について」

...ちなみに、私には次兄通泰の上、長兄鼎の次に一人亡くなった俊次という兄がいた...
柳田国男「故郷七十年」

...私の村は県道に沿うた町並（まちなみ）で... 私の村は県道に沿うた町並での読み方
柳田国男「山の人生」

...因（ちなみ）に翁の和歌は誰かに師事したものには相違なかったが... 因に翁の和歌は誰かに師事したものには相違なかったがの読み方
夢野久作「梅津只圓翁伝」

...因（ちなみ）に前記の特高課員二名はこの事件に新聞記者を立入らせるのを非常に嫌っていたが... 因に前記の特高課員二名はこの事件に新聞記者を立入らせるのを非常に嫌っていたがの読み方
夢野久作「Ｓ岬西洋婦人絞殺事件」

...今度見損うたなら斬ってしまうぞ」因（ちなみ）にその診察の結果は全快... 今度見損うたなら斬ってしまうぞ」因にその診察の結果は全快の読み方
夢野久作「近世快人伝」

...アイ子父上様因（ちなみ）に右... アイ子父上様因に右の読み方
夢野久作「少女地獄」

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