...中村はため息を洩(も)らしながら...
芥川龍之介 「早春」
...今更のようにため息をついて...
芥川龍之介 「鼻」
...葉子は軽いため息をついて何げなく立ち上がった...
有島武郎 「或る女」
...「お墓は、まだ、やっと半分!」と、ため息まじりに、言う声がしました...
ハンス・クリスチャン・アンデルセン Hans Christian Andersen 矢崎源九郎訳 「アンネ・リスベット」
...小さなモミの木はため息をつきました...
ハンス・クリスチャン・アンデルセン Hans Christian Andersen 矢崎源九郎訳 「モミの木」
...わたしが知るもんですか! (腰をおろす)シャムラーエフ (ふーっとため息をして)パーシカ・チャージン! 今じゃあんな役者はいない...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「かもめ」
...ため息の声にも通じる...
寺田寅彦 「映画芸術」
...彼女はほうっとため息をついた...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...ため息をついたり...
フョードル・ドストエフスキー 神西清訳 「キリストのヨルカに召された少年」
...聞きかねるほどのため息をかすかにもらした...
夏目漱石 「三四郎」
...軽いため息をついた...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」
...ベスはため息をつきながら...
ルイザ・メイ・オルコット L. M. Alcott 水谷まさる訳 「若草物語」
...また大きく目をあいてため息をついているのであった...
森鴎外 「最後の一句」
...どんなに心配したかしれない」とお妃さまもほっとため息をつきました...
夢野久作 「オシャベリ姫」
...女の児の清い心持ちに感心をしてため息をしました...
夢野久作 「白椿」
...……私はホーッと深いため息を一つした...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...ふしぎなため息ではある...
吉川英治 「三国志」
...あの灯のついてる所に」牛若は、ため息をついた...
吉川英治 「源頼朝」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??