...そんな風(ふう)に御礼(おれい)を言(い)われると却(かえ)って気(き)の毒(どく)でたまらず...
浅野和三郎 「霊界通信 小桜姫物語」
...家族はとうとういたたまらず...
井上円了 「おばけの正体」
...よろしく洋服の紳士諸君と申せ)も空腹になると矢も楯もたまらず...
高浜虚子 「丸の内」
...ゐたたまらずに帰つて行つた...
武田麟太郎 「落語家たち」
...いやで/\たまらず...
坪内逍遥 「十歳以前に読んだ本」
...矢も楯(たて)もたまらず...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...膨張したくてたまらず生気にあふれていたので...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...真暗闇の死の底に落ち込むのがこわくてたまらず...
豊島与志雄 「一つの愛情」
...矢もたてもたまらず後を追って来たんです」と言う...
中井正一 「実践について」
...この世が厭(いと)わしくてたまらず...
中里介山 「法然行伝」
...あまりの急斜にたまらず...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...又次郎は席にもいたたまらず...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...そう思うと矢も楯(たて)もたまらず...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...金もたまらず女も出来ず...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...このスコーネ地方にまた来ているのがうれしくてたまらず...
セルマ・ラーゲルレーヴ Selma Lagerlof 矢崎源九郎訳 「ニールスのふしぎな旅」
...よくてたまらず、有難くてたまらないようになる...
夢野久作 「能ぎらい/能好き/能という名前」
...要害にいたたまらず...
吉川英治 「三国志」
...矢も楯(たて)もたまらず...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「にんじん」
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