...今日でも我々を驚歎せしめることが出来る...
田山録弥 「小説新論」
...制作の動機を具体化し展化せしめる...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...従弟で浅井から養子に行った天岸一順というが学問のため出京していたのでこれもこの下宿へ同寓せしめることにした...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...特に腹へは新聞紙を卷いたりして其特色を發揮せしめるには容易ならぬ苦心を費した...
長塚節 「教師」
...畏くも萬邦をしてその所を得せしめると宣らせられる...
西田幾多郎 「世界新秩序の原理」
...なんだかんだとおだてあげて小遣をせしめると...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...わが織機者の地位を向上せしめることが出來るであらう...
エム・ケー・ガンヂー 福永渙訳 「スワデシの誓」
...その驚くべき冗漫さも已むを得ぬと我々に首肯せしめるだけの充分な理由があるからであります...
堀辰雄 「プルウストの文體について」
...安んじて依頼せしめるやうな朗らかさを感じさせた...
牧野信一 「鱗雲」
...年々青春期に達する男子の中(うち)通常比率の年結婚を成立せしめるに必要な数以上に出ずる超過よりも...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...何となしに物をせしめるというような結果にもなるわけです...
宮本百合子 「美しく豊な生活へ」
...以前はこの芋が単なる副食物でなかったことを推測せしめる...
柳田國男 「食料名彙」
...久しうして人の心理を変化せしめることは想像することができる...
柳田国男 「山の人生」
...最も悪質の土地の耕作者によって支払われる租税に比例して穀価を騰貴せしめるであろう...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
...すなわち租税に対する償いを彼に得せしめると...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
...自然価格を騰貴せしめることにある...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
...それはただ彼らを強いて彼ら自身及び国家にとってより不利な何らかの他の貨物を代用せしめることとなるに過ぎぬということを...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
...強烈に身をもって追い求めようとする思慕のこころの実行的な能動性を看過せしめるおそれがある...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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