...家族たる形体を固守せしめる必要がある...
有島武郎 「惜みなく愛は奪う」
...ゴンゴラ総指揮官の精神状態を医師に鑑定せしめる必要ありと思うが...
海野十三 「独本土上陸作戦」
...硫黄を燃やして亜硫酸を発生せしめる際硫酸の瓦斯も伴って出るからこれが少々損害を及ぼす...
寺田寅彦 「話の種」
...日本人の手によって日本の船を亜米利加まで航海せしめるに成功して...
中里介山 「大菩薩峠」
...戦を始めれば開戦後極めて短い時日の間に相手国の都市を全滅せしめることは...
仁科芳雄 「原子力の管理」
...先方の病院に残留せしめる方針であった...
蜷川新 「私の歩んだ道」
...しかし疑いもなくそのある地方を現在よりも貧しくし人口を減少せしめるであろう...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...この不思議な一致こそ我々をして弥陀の本願をいよいよ仰信せしめるものである...
三木清 「親鸞」
...範疇がかかる矛盾をいはば自己自身の力によつて自己のうちに内在せしめるのであると考へることは出來ぬと思ふ...
三木清 「歴史哲學」
...いかに打って火を発せしめるか...
山本周五郎 「雪の上の霜」
...もっと徹底せしめるべく...
吉川英治 「新書太閤記」
...荒木村重をして孤立化せしめる――そういう方針であった...
吉川英治 「新書太閤記」
...完全に正確な価値の尺度たるの資格を喪失せしめるのである...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
...分量の増加しなかった労働の価格をを騰貴せしめるという同一の結果を有たないかということを...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
...極めて一般的に需要されているいかなる種類でもの貨物の交換価値を騰貴せしめるあらゆるものは...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
...必ず地代を騰貴せしめるものである...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
...ただ人を悩乱せしめるばかりでなく...
和辻哲郎 「エレオノラ・デュウゼ」
...多くの武士団体を聯合団結せしめるところにのみ現われ得たのである...
和辻哲郎 「鎖国」
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