例文・使い方一覧でみる「ずらり」の意味
スポンサーリンク...乾溝（からどぶ）の背後（うしろ）がずらりと垣根（かきね）で... 
泉鏡太郎 「艶書」
...近所の家々の蔵が五つ六つもずらりと白い壁を見せて居る...
岩本素白 「雨の宿」
...入口には主催者側の紳士淑女がずらりと十数名一列に並んで...
大倉※［＃「火＋華」、第3水準1-87-62］子 「梟の眼」
...老若とりどりの坊主頭がずらりと並んで着席した...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...朝から紺糸（こんいと）がずらりとそこに干しつらねられる...
田山花袋 「田舎教師」
...ぴかぴかの机にずらりと並んだ仲買人...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 三上於菟吉訳 「株式仲買人」
...彼は周囲にずらりと並んでる厭（いや）な顔や身体を見渡した...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...書架の上段にずらりとならぶ「群書類従」の背文字を...
野村胡堂 「胡堂百話」
...床脇には、五葉の松の鉢が飾つてあり、ずらりと、趣味の惡い元祿の座蒲團が竝んで、もう、席はそろそろ亂れかけてゐる...
林芙美子 「雪の町」
...それを、玄関を中心に、ずらりと、掛け並べさせた...
火野葦平 「花と龍」
...その男の押入れを開くとずらりと義足が並んでゐる...
北條民雄 「癩院記録」
...うすぐらい堂のなかにずらりと並んでいる金色（こんじき）の九体仏（くたいぶつ）を一わたり見てしまうと...
堀辰雄 「大和路・信濃路」
...壁にはとりどりのドレスがずらりと並んでゐた...
牧野信一 「女優」
...八日間の便器がずらりと一列に並べてあった...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...母屋（おもや）からフラフラと駆けて出て法然門（ほうねんもん）の両側へずらりと出迎えに並びました...
吉川英治 「江戸三国志」
...五十人のいあわす弟子僧がほとんどそこにずらりと並んでいるのだ...
吉川英治 「親鸞」
...安房守（あわのかみ）の召使がずらりと頭（ず）を下げていた...
吉川英治 「宮本武蔵」
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若山牧水 「小さな鶯」
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