...教育はこの点において大いに改造さるべき余地がある次第である...
井上哲次郎 「明治哲学界の回顧」
...そこに逆ハ必ズシモ真ナラズが侵入する余地があるのである...
海野十三 「軍用鼠」
...なお新訳を試みる余地があると考えて訳してみた...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...何の蚊のと申すのは未だ贅沢をいう余地があるからです...
高浜虚子 「漱石氏と私」
...その他にまだ独立して詩を成すべき余地がある...
高浜虚子 「俳句への道」
...これらの観念の幅をきかす余地がある...
寺田寅彦 「時の観念とエントロピーならびにプロバビリティ」
...いろんなものをつめたあいだに人ならばやっと二人横になれるほどの余地がある...
中勘助 「妹の死」
...化学変化とは根本的にちがうという議論は一考の余地がある...
中谷宇吉郎 「稲の一日」
...再考の余地があるように思われる...
中山太郎 「獅子舞雑考」
...はたして迷信であるか否かと反問するの余地があると思う...
新渡戸稲造 「自警録」
...クラムの外見についてどうして疑いなんか生まれる余地があるだろう...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...疑惑の眼で眺められる余地があるのだから...
久生十蘭 「犂氏の友情」
...ある程度の疑いと不確実さの余地があるとする違いがあった...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...論争の余地がある...
武者金吉 「地震なまず」
...なお通るのに十分の余地があるときでも...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...我々にもいくらか弁解の余地があるように...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...唯その間に一片同情の涙を灌(そそ)ぐ余地があるかないかの違いである...
夢野久作 「街頭から見た新東京の裏面」
...まだ発達向上の余地がある訳である...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
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