...教育はこの点において大いに改造さるべき余地がある次第である...
井上哲次郎 「明治哲学界の回顧」
...その他にまだ独立して詩を成すべき余地がある...
高浜虚子 「俳句への道」
...これらの観念の幅をきかす余地がある...
寺田寅彦 「時の観念とエントロピーならびにプロバビリティ」
...これには充分疑う余地がある...
寺田寅彦 「日本楽器の名称」
...もう一段と技巧の余地があるのではないかと...
戸坂潤 「社会時評」
...尤も三笠書房のはもう一段手を入れるとズッと達意なものとなる余地があるとは思うが...
戸坂潤 「読書法」
...それを主にプチブルの気分の反映として見ることは多少疑問の余地があるでしょう...
戸坂潤 「読書法」
...疑問の余地があるだろうが...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...芸術の解釈には幾多非難の余地があるけれども...
豊島与志雄 「現代小説展望」
...それについては疑いを入れる余地がある...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...充分開拓の余地があると申す意味でございます...
夏目漱石 「創作家の態度」
...任意の他の観念に取って代わる余地がある...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...容易に証明の余地があるだろう...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...〔訳註〕第五版にはここに『(しかしながらこれには若干疑問の余地があるが)』の句がある...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...今よりはもっと豊富になり得る余地があるということを常に知っていることです...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...唯その間に一片同情の涙を灌(そそ)ぐ余地があるかないかの違いである...
夢野久作 「街頭から見た新東京の裏面」
...御熟考の余地があるものと……押して申し上ぐる次第にござりますが」沈みきった座の一方から...
吉川英治 「新書太閤記」
...そこに作者の幻想の飛翔(ひしょう)し得る余地があるのである...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
便利!手書き漢字入力検索