...雪ふりしきる厳冬(まふゆ)のさ中に...
高神覚昇 「般若心経講義」
...戦いのさ中よりも...
中井正一 「図書館法ついに通過せり」
...日本アルプス探検期のさ中だ...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...私は暑(あつ)さ中(あた)りや霍亂とは思へなかつたんです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...最近の諸種の事件のさ中にまき込まれ...
火野葦平 「糞尿譚」
......
三浦環 「お蝶夫人」
...冬のさ中の雪の深い山ん中へ行くだから...
三好十郎 「おりき」
...こんなさ中に握り飯を貰って...
三好十郎 「樹氷」
...……それからますますひどくなってくる空襲のさ中をまた市川へ行ってみたり...
三好十郎 「樹氷」
...苦しみのさ中にもう救いがあるのである...
柳宗悦 「民藝四十年」
...……そのさ中のことである...
山本周五郎 「日本婦道記」
...そしてこういう目ざめる生命の発生と分裂と鼓動のさ中にあり...
ジャック・ロンドン Jack London 山本政喜訳 「荒野の呼び声」
...真昼(まっぴる)さ中(なか)から化物屋敷に来たような気持になってしまった...
夢野久作 「超人鬚野博士」
...真昼さ中でも脳髄の機能を疲らしているから...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...この不景気のさ中(なか)に...
夢野久作 「一足お先に」
...この混雑した闘争のさ中をきり脱けることが出来なかった...
横光利一 「旅愁」
...信雄のずさ中川勘右衛門を遣(つか)はし...
吉川英治 「新書太閤記」
...「どういたした?」「へい……暑さ中(あた)りで」「苦しいのか」「少し落ちつきましたが……まだこう吐きそうなんで」「薬をやろう」印籠を割って...
吉川英治 「宮本武蔵」
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