例文・使い方一覧でみる「さりとて」の意味


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...邪魔をしようともせず、さりとて、うちとけて挨拶(あいさつ)をしようともせず、道の片側に遠ざかったまま、老ガンパウダーのつぶれている目の側について、ゆるゆると歩を進めた...   邪魔をしようともせず、さりとて、うちとけて挨拶をしようともせず、道の片側に遠ざかったまま、老ガンパウダーのつぶれている目の側について、ゆるゆると歩を進めたの読み方
ワシントン・アーヴィング Washington Irving 吉田甲子太郎訳 「スリーピー・ホローの伝説」

...さりとて新らしい本を切々買ひ込むなどゝ云ふ余裕のある読書家にあらず...   さりとて新らしい本を切々買ひ込むなどゝ云ふ余裕のある読書家にあらずの読み方
石川啄木 「閑天地」

...さりとて弁解の出来ることでもなし...   さりとて弁解の出来ることでもなしの読み方
伊藤左千夫 「野菊の墓」

...さりとて、故意説にもなお疑わしき点なきにあらず...   さりとて、故意説にもなお疑わしき点なきにあらずの読み方
井上円了 「甲州郡内妖怪事件取り調べ報告」

...さりとては辛抱強き坊主よとてお笑ひなされしかども...   さりとては辛抱強き坊主よとてお笑ひなされしかどもの読み方
谷崎潤一郎 「武州公秘話」

...さりとて解釈をつけるのは別に難事ではなかった...   さりとて解釈をつけるのは別に難事ではなかったの読み方
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「接吻」

...さりとて本音をはくのは恥(は)ずかしかった...   さりとて本音をはくのは恥ずかしかったの読み方
ツルゲーネフ 神西清訳 「はつ恋」

...さりとて、彼女をそのまま長く苦しめるのは堪らないことだった...   さりとて、彼女をそのまま長く苦しめるのは堪らないことだったの読み方
豊島与志雄 「幻の彼方」

...さりとて立去りもならず...   さりとて立去りもならずの読み方
中里介山 「大菩薩峠」

...さりとて、茂太郎のが厳密にいって、歌であるかどうかは甚(はなは)だ疑問です...   さりとて、茂太郎のが厳密にいって、歌であるかどうかは甚だ疑問ですの読み方
中里介山 「大菩薩峠」

...さりとて気味のわるい事もない...   さりとて気味のわるい事もないの読み方
夏目漱石 「草枕」

...さりとて留守と言わせたのでおりる事は出来ず...   さりとて留守と言わせたのでおりる事は出来ずの読み方
長谷川時雨 「樋口一葉」

...さりとて夏季の感をも起さず...   さりとて夏季の感をも起さずの読み方
正岡子規 「俳諧大要」

...さりとて日本の政府には...   さりとて日本の政府にはの読み方
三浦環 「お蝶夫人」

...わたしも心淋しい――さりとて...   わたしも心淋しい――さりとての読み方
三上於菟吉 「雪之丞変化」

...さりとて、ここでぶざまな酔い崩れなど見せては後日(ごじつ)の笑われぐさ...   さりとて、ここでぶざまな酔い崩れなど見せては後日の笑われぐさの読み方
吉川英治 「私本太平記」

...――徳川どのの肚(はら)としては、あきらかに、この秀吉に、和を講じたいは山々なれど、自分から降参を申し出ては、面目立たぬし、さりとて、なお秀吉に立ち向う理由はおざらぬし……弱っておりますよ...   ――徳川どのの肚としては、あきらかに、この秀吉に、和を講じたいは山々なれど、自分から降参を申し出ては、面目立たぬし、さりとて、なお秀吉に立ち向う理由はおざらぬし……弱っておりますよの読み方
吉川英治 「新書太閤記」

...そして武蔵が、何を問う遑(いとま)もなく、とにかく今夜はご迷惑でも同宿ねがいたいといい、「さりとて、決して不審な者ではござらぬ...   そして武蔵が、何を問う遑もなく、とにかく今夜はご迷惑でも同宿ねがいたいといい、「さりとて、決して不審な者ではござらぬの読み方
吉川英治 「宮本武蔵」

「さりとて」の書き方・書き順

いろんなフォントで「さりとて」


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