...もう懲々(こりこり)して...
泉鏡花 「活人形」
...それにつれて竹竿もこりこりと錐をもむように肩の皮膚をこするのだ...
犬田卯 「米」
...いちどでこりこりした...
太宰治 「陰火」
...親が何うであらうと妾はもう都おちだけはこりこりしたわ...
牧野信一 「小川の流れ」
...コツプはもうこりこりだ...
水上滝太郎 「大阪の宿」
...私はもう女として生きることはこりこりだ...
宮本百合子 「幸福の建設」
...石か何かのやうにこりこりに凍え上つてゐるやうだつた...
室生犀星 「蒼白き巣窟」
...男はこりこりなあばらの骨を手で撫でたような悪寒をかんじた...
室生犀星 「香爐を盗む」
...しやりつとしたこりこりの頬の色だつた...
室生犀星 「はるあはれ」
...こりこりしていて妙なキスだね...
室生犀星 「蜜のあわれ」
...筋肉がこりこりと瘤(こぶ)をなしていた...
山本周五郎 「青べか物語」
...筋肉がこりこりと瘤(こぶ)をなしていた...
山本周五郎 「青べか物語」
...頬や肩などにこりこりと肉が附いて...
山本周五郎 「おばな沢」
...ここのところなんて肉がこりこりしてるじゃないの」おみやは片手で彼の肩をつかみ...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...筋肉のこりこりした逞(たくま)しい上半身...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...筋肉がこりこりして...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...あたしこりこりしましたよ...
横光利一 「旅愁」
...何かこりこりしたような気もちが残っている...
吉川英治 「忘れ残りの記」
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