...私の君侯は自ら提灯をさげて行って親しく御機嫌を伺われたという事を聞いた...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...君侯は学問所へは月に二回ずつ来て講釈を聞かれ...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...君侯が江戸詰をして居られる一年は...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...まず正月の二日には君侯の館へ出て...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...汝は主君に何を言上したか? 君侯父子を離間しようとする佞臣奴(ねいしんめ)!良夫の顔色がさっと紙の様に白くなる...
中島敦 「盈虚」
...君侯のお手が附いたと云ふ虚説が伝へられたために...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...貞固は君侯在国の故を以て...
森鴎外 「渋江抽斎」
...君侯のためにも望ましくない...
森鴎外 「渋江抽斎」
...ごく最近に用心の必要を知らされたばかりの・しかも自ら腕力人に優れているのみならず大勢の家来にとりまかれてますます強力な・そして全く彼に忠誠を誓った都市の真唯中のしかも警護の武士に固められた一室の中に頑張っている・あの君侯に...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...「先例にならって皆とともに君侯に対する服従の誠をいたすのだ...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...いかなる君侯の恩寵も...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...大書院へ出ていた君侯の面(おもて)には...
吉川英治 「鬼」
...藩の財政が困窮は同じことじゃ)同じではない理由を云っても君侯の事だった...
吉川英治 「鬼」
...「わしは君侯と領民のあいだに在って...
吉川英治 「鬼」
...君侯の気持になってみることができなかった...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...君侯の残念とを認(したた)め...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...われ君侯二代に仕へ...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
...角兵衛は、それを見て、なおさら彼の人物の大きさに傾倒したが、ふと、忠利から念を押された一言を思い出して、「しかし、君侯には、とにかく一度、人間を見た上でという仰せでござった...
吉川英治 「宮本武蔵」
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